更新日：2023年06月23日

アスベスト含有屋根材の見分け方

　アスベストが含まれる可能性のある建材は、2004年からほとんど市場に出回らなくなりました。つまり、2004年以降に建設された家にはアスベストを含む材料が使われていないということになります。

　屋根の材質が金属や粘土瓦であるという場合もアスベストは含んでいません。アスベストが含まれている屋根材は、スレート屋根や瓦屋根（粘度瓦以外）のみです。

　また、たとえアスベストが含まれていても、故意に破壊しない限りは直ちに危険を引き起こすわけではありませんのでご安心ください。

屋根塗装は可能？

　アスベストが含まれている屋根材であっても、通常のスレート屋根やセメント瓦などと同様に塗装が可能です。ただ、築年数を考慮すると塗装ができない可能性も高いです。

　屋根のメンテナンスは10年ごとに塗装、20年前後で屋根カバー工事、30年以上が経過したら屋根葺き替え工事をおこなうという流れが一般的です。アスベスト含有屋根材であるということは2004年以前に製造されたということになりますので、築年数は20年以上が経過していると考えられます。お住まいの環境やこれまでのメンテナンス方法によっても異なりますが、屋根塗装ではなく屋根カバー工事や屋根葺き替え工事が適切である場合も多いです。
　とは言え、アスベスト含有屋根材は通常の屋根材よりも耐久性が高いので、屋根材の劣化が軽度であれば問題なく屋根塗装がおこなえます。まずは一度専門業者に屋根の状態を見てもらい、塗装が可能であるか聞いてみましょう。

屋根塗装以外のメンテナンス方法

屋根カバー工事

　屋根カバー工事は、既存の屋根の上に新しい防水紙と屋根材を取り付ける方法です。この工法の長所は、元の屋根材を取り外す必要がなく、撤去や廃棄にかかるコストを削減できることです。新たに取り付ける屋根材は軽量な金属材が推奨され、これにより家の重量負担を最小限に抑えられます。
一方、屋根カバー工事では屋根の下地を確認・修復できないため、長年の経過や雨漏りにより屋根の構造自体が損傷している場合は施工ができません。築年数が30年以上経過している、または雨漏りがひどいという場合は、後述の葺　き替え工事をご検討ください。

屋根葺き替え工事

　葺き替え工事では、既存の屋根材・防水紙・下地野地板を完全に取り除き、新しい材料を取り付けます。下地から新しくすることができるのがメリットで、さらにアスベスト含有屋根材を完全に撤去することが可能です。
しかし全面的な作り直しになるため費用が高くなるというデメリットがあります。さらに、元の屋根材にアスベストが含まれている場合、より撤去費用が高額になりがちです。
その分屋根材の状態は新築同然になりますので、築年数が経過している、雨漏りが起きている、アスベスト含有屋根材を撤去したいという方は葺き替え工事を検討しましょう。

お住まいに合わせた最適なメンテナンスを

　本日はアスベスト含有屋根材の見分け方とメンテナンス方法について解説させていただきました。お住まいの築年数やご予算、屋根の状態などを考慮して最適なメンテナンス方法を選択していきましょう。

　私たち、街の外壁塗装やさんでももちろん、アスベスト含有屋根材の塗装・屋根カバー工事・屋根葺き替え工事を承っております。ご自宅の屋根材がアスベスト含有かどうかわからない、塗装が可能か診断してほしいという方は、ぜひ無料の現地調査をご活用ください！

　記事内に記載されている金額は2023年06月23日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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