更新日：2024年05月01日

アスベストと聞くと、健康被害があるのではないかとご心配になられる方も多いのではないでしょうか。


実際、健康被害の観点から2004年にアスベスト含有の屋根材の使用が原則禁止となり、現在ではアスベストが含まれる屋根材は使用されなくなりました。


アスベスト含有のスレート屋根材には、やはり通常の屋根材とは異なる注意点が存在します。


本日はアスベスト屋根に屋根塗装が可能であるのか、どのメンテナンス方法がオススメであるのかについて解説していきます！

屋根塗装は可能、ただしオススメは葺き替え工事

アスベスト屋根に屋根塗装をすることは可能ですが、より安全で確実な方法として屋根葺き替え工事などで屋根材を新しくすることがオススメです。


アスベストを含むスレート屋根は、アスベストを含まないスレート屋根と比較して耐久性に優れるという特徴があります。


そのため現在でも屋根材の状態が健全である可能性があり、下地の状態にも問題がなければ屋根塗装が可能です。


しかし、注意しなければいけない点が塗装前に行われる高圧洗浄作業です。

屋根塗装では塗装前に高圧洗浄をおこない、古い塗膜や汚れを洗い落とす必要があるのですが、高圧洗浄の高い水圧によってアスベストが飛散してしまう恐れがあります。


そのため、アスベスト屋根の耐久性に問題がある場合には屋根塗装をすることができなくなります。


アスベスト屋根が使用されているということは、すでに設置から20年以上が経過していると思われますので、下地等の補修も考慮し屋根葺き替え工事をご検討いただくとより安心です。

屋根葺き替え工事とは

屋根葺き替え工事は、既存の屋根材を撤去して新しい屋根材を使用して屋根を葺き替える工事のことです。


屋根葺き替え工事では下地や防水紙も含めて補修・交換をすることができるため、屋根の劣化や雨漏りなど屋根が持つ問題を一挙に解決することができます。

費用を抑えたいという方は屋根カバー工法もオススメ

屋根葺き替え工事は大掛かりな工事になる分、費用も高額になります。


また、アスベスト含有屋根材は通常の屋根材よりも撤去費用が高額になるため、あまり予算はかけられないという方は抵抗を感じてしまうかもしれません。


そこで、費用を抑えたいという場合にオススメなのが屋根カバー工法というメンテナンス方法です。


屋根カバー工法は既存の屋根材を撤去しません。


既存の屋根材を下地として扱い、その上から新しい防水紙と屋根材を設置することで屋根を新しくします。


屋根カバー工法であれば屋根葺き替え工事よりも安価でありながら、屋根塗装のようにアスベストが飛散するリスクも少ないです。


一方でアスベスト屋根はお住まいに残ってしまう形になり、いつかは撤去が必要であることには注意が必要です。


ご予算と今後のメンテナンスプランを考慮し、納得できるメンテナンス方法を選択していきましょう！

法改正でアスベスト調査が厳格化

2022年4月から、スレート屋根のアスベスト事前調査が義務化されました。


そして、2023年11月からは上記調査の報告をするために「石綿含有建材調査者」という資格を取得していることが必須になっています。


工事を依頼する業者がアスベストの事前報告をおこなっているのか、資格を保持しているのかどうか、ホームページ等で事前に確認ができるとより安心です。


→アスベスト事前調査について詳しくはこちら！


私たち、街の外壁塗装やさんはスタッフ全員が建築物石綿含有建材調査者の資格を取得しています。


そして、屋根塗装はもちろん、屋根葺き替え工事、屋根カバー工法など屋根全般の工事に対応している屋根工事の専門店でもあります。


調査・お見積りは無料で承っておりますので、アスベスト屋根のメンテナンスをお考えの方はぜひお気軽にご相談ください！

　記事内に記載されている金額は2024年05月01日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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