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瓦屋根への塗装の注意点!塗り替えで失敗しないために知っておくべきこと
更新日:2024年08月28日
瓦屋根は、日本の住宅において長年愛されてきた伝統的な屋根材です。
その美しい外観と高い耐久性が特徴ですが、瓦の種類によって特徴は異なり、種類や状態に応じたメンテナンスが大切です。
例えば、粘土瓦は基本的に塗装が不要である一方、セメント瓦やスレート瓦は定期的な塗装が必要となります。
本記事では、瓦屋根の注意点や塗装の考え方など、瓦屋根を長く保つためのポイントを詳しく解説します!
粘土瓦は塗装が不要
日本で一般的に使用されている粘土瓦は、高温で焼き上げられているため非常に耐久性が高く、色褪せや劣化がほとんどありません。
和瓦、日本瓦とも呼ばれますが、これらの瓦は、表面がガラス質や酸化皮膜で覆われているため、基本的に塗装メンテナンスは不要です。
塗装を行うと、瓦の持つ自然の耐久性を損なう恐れがあり、逆に寿命を短くしてしまうこともあります。
このような理由から、粘土瓦では塗装メンテナンスは不要とされています。
粘土瓦も定期的なメンテナンスが大切
粘土瓦は塗装が不要であるものの、定期的なメンテナンスは欠かせません。
特に長期間使用していると、瓦そのものは問題なくても、漆喰や防水紙といった他の部分に劣化が生じることがあります。
これらの劣化が放置されると、屋根全体の耐久性が低下し、雨漏りや建物内部の損傷を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
10年ごとに専門業者へ点検を依頼し、必要に応じて漆喰補修や棟瓦の取り直し工事、屋根葺き直し工事などで損傷を回復するようにしましょう!
塗装が必要な瓦屋根
一方で、セメント瓦やコンクリート瓦、モニエル瓦といったセメント系の瓦は塗装が必要です。
セメント系瓦はセメントを主材料として成形された瓦で、比較的安価であり、粘土瓦よりも軽量である点が特徴です。
また、粘土瓦よりも質感はザラザラとしています。塗装が必要な瓦屋根のそれぞれの特徴は以下の通りです。
セメント瓦
セメント瓦は、セメントと砂を混ぜ合わせて成形し、着色してから固めた瓦です。
粘土瓦よりも軽量で焼きムラもなかったため、昭和から平成初期にかけて広く普及しましたが、現在ではほとんど使用されていません。
コンクリート瓦
コンクリート瓦はセメントを原料とするコンクリートを使用した瓦です。
セメントと砂、砂利、水を混ぜて成形し、強度を高めています。
セメント瓦とコンクリート瓦は混同して扱われることも多く、コンクリート瓦がセメント瓦を指している場合もあります。
モニエル瓦
モニエル瓦は、乾式コンクリート瓦としてモニエル社より製造販売されていた製品です。
1970年代から1980年代にかけて広く使用されましたが、現在は製造・販売されていません。
表面にスラリー層と呼ばれる着色コーティングが施されてる点が特徴です。
セメント系瓦に塗装が必要な理由
セメント瓦やコンクリート瓦は主にセメントを材料として使用しているため、多孔質で水分を吸収しやすいという特徴があります。
塗装がないと、雨水がセメント瓦やコンクリート瓦に浸透し、内部で湿気を保持することになります。
これにより、瓦が膨張したり収縮したりし、ひび割れや劣化が進行しやすくなります。
塗装を施すことで、表面に防水層を作り、こうした問題を防ぐことが可能です。
また、紫外線による影響や苔やカビの発生に対しての耐性も高まり、より長く綺麗な状態を保つことができるようになります。
セメント瓦やコンクリート瓦を使用しているという方は、定期的な塗装メンテナンスを怠らないようにしましょう!
瓦屋根塗装の注意点
瓦屋根塗装の塗り替えで失敗しないために、注意点を知っておくことも大切です。
ここからは、瓦屋根塗装で注意したいポイントをいくつかご紹介します!
適切なタイミングで塗装をする
塗装を適切なタイミングで行うことで、最も効果的な結果を得ることができます。
また、劣化症状を放置せず、早めの対応を心掛けることも大切です。
10年程度を目安に、劣化症状が見られたら塗装を検討するようにしましょう。
スラリー層に注意する
スラリー層は、主にモニエル瓦の表面に施された着色セメントの層です。
スラリー層は塗料が密着しにくい性質を持っているため、適切な処理を行わずに塗装すると、塗膜が早期に剥がれてしまう可能性が高くなります。
モニエル瓦やスラリー層の知識を十分にもった業者に依頼し、適切な処理のうえ塗装をしてもらうことが大切です。
塗装が必要な瓦かどうかを見極める
先にご紹介したとおり、瓦屋根は種類によってはそもそも塗装が必要ありません。
また、塗膜の性能が健全である場合にも塗装は不要となり、反対に屋根材の劣化が進行している場合は塗装では改善ができません。
瓦屋根の種類や劣化の具合によって、適切なメンテナンス方法を選択していきましょう。
塗装では雨漏りを解消できない
塗装は雨漏りを予防する効果がありますが、すでに生じた雨漏りを解消することはできません。
雨漏りは主に瓦の破損や防水シートの劣化、棟部分の不具合が原因となるため、これらの根本的な解決が必要となります。
下地にまで被害が及んでいる可能性もありますので、屋根葺き替え工事や屋根葺き直し工事をご検討ください。
信頼できる業者に依頼する
適切なメンテナンス方法を選択し、適切な施工をするためには業者の知識と確かな施工技術が必須になります。
工事で失敗することのないよう、業者選びは慎重におこない、信頼できる業者にメンテナンスを依頼するようにしましょう。
まとめ
瓦屋根の塗装やメンテナンスは、瓦の種類や状態に応じて適切に行うことが大切です。
セメント系の瓦は定期的な塗装メンテナンスが必要となりますが、築年数が30年以上経過している場合は屋根葺き替え工事で屋根を新しくしていただくことをオススメします。
私たち、街の外壁塗装やさんでは瓦屋根への塗装はもちろん、屋根葺き替え工事など外装リフォーム全般の工事に対応しています。
塗装だけではない、屋根の状態に応じた最適なメンテナンス方法をご提案させていただきますので、瓦屋根のメンテナンスでお悩みの際はぜひお気軽にご相談ください!
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記事内に記載されている金額は2024年08月28日時点での費用となります。
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