更新日：2024年12月15日

建物の外観を美しく保ち、機能性を高めるために重要な役割を果たす外壁の幕板ですが、時間の経過とともに劣化が進むことは避けられません。
そのため、定期的なメンテナンスやリフォームが必要となりますが、「塗装」と「板金巻き」のどちらを選ぶべきかも大切です。
本記事では、それぞれのメンテナンス方法の特徴と選び方について詳しく解説します！

幕板の役割

幕板（まくいた）とは、建物の外壁に取り付けられる水平の帯状の装飾材や部材のことです。
主に外壁のデザインを引き締める装飾的な役割を果たし、建物の見た目にアクセントを加えます。

また、雨水が外壁を伝わるのを防ぎ、防水性を高める実用的な機能もあります。
木材、窯業系素材、金属などが素材として使われ、住宅や商業施設を問わず広く使用されています。

幕板のリフォームの重要性

幕板は、建物の外観にアクセントを加えるだけでなく、雨水が壁を直接伝わらないようにする防水機能も備えています。
しかし、木材や窯業系素材の幕板は長く使用していくと紫外線や雨水によって劣化し、放置するとひび割れや腐食が進行します。

これにより、雨水が建物内部に浸入し、柱や壁の腐敗やカビの発生といった深刻な問題を引き起こすこともあります。
雨水の侵入を放置してしまうと住宅の耐久性が損なわれ、修繕費用も高額になってしまうため、定期的なリフォームで健全な状態を維持するようにしましょう。

幕板のメンテナンス方法

幕板のメンテナンスには主に「塗装」と「板金巻き」の2つの方法があります。
塗装は比較的低コストで外観を整えることができ、手軽に行える方法です。一般的には、外壁塗装の際に併せて塗装がされます。
ただし、すでに幕板が劣化・損傷している場合には塗装では状態を改善することができないため、そのようなケースでは板金巻きによるリフォームが必要です。

幕板塗装

幕板塗装では、防水効果を高めつつ、建物全体のデザインを引き立てる色や仕上がりを自由に選べるという利点があります。
また、初期費用が比較的安価であるため、手軽に取り組める方法でもあります。

ただし、塗装では幕板の耐久性を高めることはできるものの、すでに内部にまで及んでいる劣化などには効果が得られません。

板金巻き

板金巻きは、幕板を金属製の板でカバーし保護する方法です。
特にガルバリウム鋼板という金属素材は、耐久性が非常に高く、防水性に優れ、腐食や紫外線による劣化を抑える効果があります。

一度施工すれば長期間のメンテナンスを必要とせず、美観と機能性を維持できるため、塗装と比べて長期的なコストパフォーマンスに優れています。
また、金属ならではの質感が建物全体に高級感を与えることも魅力の一つです。
ただし、初期費用が塗装に比べてやや高めになる場合があるため、予算を考慮した検討が必要です。

板金巻きと塗装、どちらを選ぶべきか？

塗装と板金巻きのどちらを選ぶかは、幕板の状態やリフォームの目的、予算に応じて異なります。
例えば、軽度の劣化や短期的な美観の回復が目的であれば塗装が適しています。

一方、幕板の劣化が進行しており、長期間メンテナンスの手間を省きたい場合には板金巻きが最適な選択となります。
正しい選択をするためには、親身になって相談に乗ってくれる、経験豊富な業者に調査を依頼することが大切です。
相見積もりを取った上で、最も信頼できると感じた業者へ工事を依頼するようにしましょう。

まとめ

外壁の幕板のリフォーム方法を選ぶ際には、塗装と板金巻きの特性を十分に理解し、建物の状況やライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
塗装は手軽で費用を抑えられる反面、定期的なメンテナンスが必要です。一方、板金巻きは初期費用がやや高めですが、長期的な耐久性とコストパフォーマンスに優れています。

私たち、街の外壁塗装やさんは幕板の塗装はもちろん、板金巻き工事のご依頼にも対応しております。
無料にてお住まいを調査し最適なメンテナンスプランのご提案をさせていただきますので、幕板などお住まいのリフォームでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください！

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