更新日：2025年02月03日

屋根のリフォームを検討する際、「葺き替え」と「塗装」のどちらが良いか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
どちらにもメリットがありますが、それぞれ目的やコスト、耐久性に違いがあります。
本記事では、屋根葺き替えのメリットを中心に、屋根塗装との違いを詳しく比較します！

屋根葺き替えとは？

屋根葺き替えとは、既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材に交換する工事です。
場合によっては下地（野地板や防水シート）も補修・交換し、屋根全体の耐久性を向上させることができます。

屋根葺き替えが適しているケース

・屋根材が著しく劣化している
・雨漏りが発生しており、防水シートの劣化が疑われる
・屋根材にアスベストが含まれているため交換が必要
・住宅の断熱性や耐震性を向上させたい

屋根塗装とは？

屋根塗装は、既存の屋根材に塗料を塗布して防水性や耐候性を向上させる工事です。
スレート屋根や金属屋根などの塗装可能な屋根材に適用され、ひび割れや色褪せを防ぐ役割を果たします。

屋根塗装が適しているケース

・屋根材自体は問題なく、表面の劣化を防ぎたい
・予算を抑えながらメンテナンスをしたい
・屋根の色を変えて美観を向上させたい

屋根葺き替えのメリット

①屋根の耐久性が大幅に向上

屋根材を新しく交換するため、屋根の寿命を延ばすことができます。
特に、古い屋根材が耐久性の低いものであった場合、新しい屋根材を選ぶことで50年以上の耐久性を持たせることも可能です。

②雨漏りのリスクを根本から解決

屋根の塗装では、表面の保護はできますが、すでに発生している雨漏りの修復はできません。
一方、屋根葺き替えでは防水シートを交換できるため、雨漏りの根本原因を取り除くことが可能です。

③断熱性・遮熱性の向上

新しい屋根材に交換することで、最新の断熱材や屋根材を採用でき、室内の快適性が向上します。
これにより、夏場の暑さや冬の寒さを軽減でき、冷暖房の効率も良くなります。
ただし、屋根塗装でも遮熱塗料や断熱塗料を使用することで快適性を高めることができるという点も意識しておきましょう。

④軽量化による耐震性の向上

日本の住宅において、耐震性の向上は非常に重要です。
屋根を軽量なガルバリウム鋼板や金属屋根に変更することで、建物の重心が下がり、地震時の揺れを軽減できます。

⑤アスベスト問題の解決

1980～90年代に使用されたスレート屋根には、アスベストが含まれていることがあります。
葺き替えなら安全にアスベストを撤去・処理することが可能です。

屋根葺き替えと屋根塗装の比較表

項目	屋根葺き替え	屋根塗装
工事内容	屋根材・防水シートを交換	既存屋根の表面を塗装
耐久性	20～30年以上	10～15年
雨漏り対策	根本的な解決	予防のみ
断熱・遮熱	向上する	塗料によっては可能
耐震性	向上する	変わらない
費用	高額（100万円～200万円）	比較的安価（30万円～80万円）
工期	約1週間～2週間	3～5日

屋根葺き替えが必要なタイミング

以下のような症状が見られる場合、屋根塗装ではなく葺き替えを検討すべきです。

・屋根材が著しく劣化し、ひび割れや剥がれが多い
・雨漏りが頻発しており、防水シートの劣化が疑われる
・築30年以上が経過し、一度も葺き替えを行っていない

まとめ

屋根葺き替えと屋根塗装は、それぞれ目的が異なります。
・ 屋根塗装は「屋根の表面を保護」するためのメンテナンス
・ 屋根葺き替えは「屋根そのものを新しくし、耐久性を大幅に向上」させる工事

予算や現在の屋根の状態を考慮しながら、最適な工事を選びましょう。
もし判断に迷ったら、専門業者による点検を受けるのがおすすめです！

私たち「街の外壁塗装やさん」では、 屋根葺き替えや塗装に関する無料相談・点検を実施しています。
屋根の劣化が気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください！

　記事内に記載されている金額は2025年02月03日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
　そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

関連動画をチェック！

最低限知っておきたい！塗装工事のポイント【街の外壁塗装やさん】