更新日：2025年03月28日

天井にシミを見つけたとき、適切に対処しなければ、建物の劣化を引き起こす可能性があります。
特に雨漏りや配管からの水漏れが原因の場合、放置することで修繕費用が大きく膨らむことも。

この記事では、天井のシミの主な原因と、水漏れを発見した際の適切な対応方法について詳しく解説します。

天井のシミの原因とは？

天井にできるシミには、さまざまな原因があります。主なものとして以下のようなケースが考えられます。

屋根の雨漏り
　老朽化した屋根や台風などの影響で雨漏りが発生し、天井に水が染み込むケースです。特に瓦やスレート屋根のズレ・割れ、棟板金や谷板金などの隙間などが原因となることが多いです。

配管からの水漏れ
　給水管や排水管に亀裂が入ったり、継ぎ目が劣化したりすると、水が漏れて天井にシミができます。特に築年数が経過した建物では注意が必要です。

結露による水滴の蓄積
　温度差によって結露が発生し、その水分が天井材に吸収されることでシミになることがあります。特に冬場に起こりやすい現象です。

上の階からの漏水
　マンションや2階建て住宅では、上の階の水回り（お風呂・トイレ・洗面所）からの水漏れが原因で天井にシミができることがあります。排水の詰まりや防水層の劣化が関係している場合も。

水漏れを見つけたら早期対応が大切

天井のシミを放置すると、以下のようなリスクがあります。

建物の腐食や劣化
水が木材に染み込むと、腐敗や剥がれを引き起こし、修理が大掛かりになります。

カビの発生
湿気がこもることでカビが発生し、アレルギーや健康被害の原因となります。

修理費用の増大
初期段階で修理すれば低コストで済むのに、放置することで屋根全体の改修が必要になる場合もあります。

天井の張替えと塗装事例のご紹介

天井の張替え工事の流れ

今回の工事では、既存の化粧ボードを撤去し、新たにケイカル板を設置する施工を行いました。
今回の事例では天井にシミが見られるものの、屋根には異常がなく、原因は雨の吹込みによるものでした。

工事を開始する前に、室内を養生し、解体時の粉塵や破片が飛散しないように対策を実施します。
その後、慎重に化粧ボードを取り外しました。幸い、吊り天井の木枠部分には問題がなく、そのまま再利用できる状態でした。

天井の張替えは、室内の美観を向上させるだけでなく、耐久性の確保や補強の目的も兼ねています。
ケイカル板を天井にしっかりと固定し、空間全体の仕上がりが美しくなるよう丁寧に施工を進めました。

内装塗装の様子

天井の張替え後、仕上げとして塗装工事を行いました。
塗装前には、ケイカル板の目地にパテ処理を施し、表面を平滑に整えました。
パテ処理を怠ると、塗装後に段差やムラが目立つため、サンドペーパーを用いて丁寧に仕上げます。

塗料には、日本ペイントのエコフラットを使用し、内装塗装工事を実施しました。
一度塗りではムラが発生しやすいため、重ね塗りを行い、美しい仕上がりを実現していきます。
以上により、天井の張替えと内装塗装工事による天井のシミ修繕は完了です！

まとめ

天井のシミは、水漏れのサインである可能性が高いため、早めの点検と修理が重要です。
原因を正確に特定し、適切な対応を行うことで、建物の寿命を延ばし、快適な住環境を維持できます。

もし天井にシミを見つけたら、すぐに専門業者へ相談し、必要な修繕を検討しましょう。
私たち、街の外壁塗装やさんは雨漏り調査・修繕にも対応した塗装の専門店です。
雨漏りの原因を調査し適切な補修をしたうえで修繕をさせていただきますので、天井のシミにお悩みの際はぜひお気軽にご相談ください！

　記事内に記載されている金額は2025年03月28日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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