更新日：2025年05月11日

外壁塗装は家の美観だけでなく、建物を守るためにも重要な工事です。
中でも「色選び」は多くの方が悩むポイントではないでしょうか。

しかし、せっかく選んだ色が数年で色褪せしてしまっては残念な気持ちになってしまいます。
この記事では、色褪せしやすい色の特徴や原因、色褪せを防ぐためのポイントについて解説します。

外壁が色褪せする原因とは？

外壁が色褪せる主な原因は、紫外線・雨風・排気ガスなどの外的要因です。
中でも紫外線は塗膜の劣化を早め、特に明るい色や原色系の顔料は分解されやすく、変色・退色が目立ちます。
また、安価な塗料を使った場合や、下地処理が不十分だった場合も色褪せが早まる傾向にあります。

色褪せしやすい外壁の色とは？

以下のような色は、特に色褪せしやすい傾向があります。

赤・オレンジ・黄色などの暖色系
これらは明度が高く、鮮やかな発色が特徴のため、紫外線による分子の破壊を受けやすい色です。特に「赤」は退色の進行が速く、数年でくすんだピンクや茶色っぽく変化することもあります。

紫
紫は青と赤を混ぜた色で、顔料の中でも退色しやすいカラーです。
特に赤系顔料の退色が早いため、赤みが強い紫であるほど退色も早くなります。

緑
緑も紫外線による影響を受けやすく、特に明るくて濃い色味の緑は色褪せが目立ちやすいです。
反対に、緑でも元々くすみがかった色であれば色褪せは目立ちにくくなります。

色褪せしにくい色はどれ？

外壁は色によって紫外線の影響を受けやすさが異なります。長持ちする外壁色を選びたい方には、以下の4色がおすすめです。

ベージュ・アイボリー系は、紫外線を吸収しにくく、色褪せが目立ちにくい代表的な色。やわらかく周囲ともなじみやすい万能カラーです。

グレー系は中間色でありながら汚れも退色も目立ちにくく、シックなイメージもあるためモダンなデザインにも適しています。

青系の色も紫外線の影響を受けにくく、経年による変化も穏やかです。青は光を反射しやすい特性があり、色褪せへの耐性に優れています。

色褪せを防ぐためにできる対策

外壁の色褪せを少しでも抑えるには、以下の3つの対策が有効です。

1. 高耐候性の塗料を選ぶ
フッ素系や無機塗料など、紫外線や雨風に強い「高耐候性塗料」は、色褪せを大幅に軽減します。価格は高めですが、長期的な美観維持とメンテナンスコスト削減につながります。
また、耐久性は上記2つには劣るものの、コストパフォーマンスの高いラジカル制御型塗料もオススメです。

2. 定期的な塗装メンテナンスをする
塗膜が劣化し始める前に再塗装することで、色褪せの進行を防げます。一般的には10年を目安にチェック・メンテナンスするのが理想です。

3. 信頼できる塗装業者に依頼する
いくら良い塗料を使っても、施工が不十分では意味がありません。下地処理や塗り重ねの管理がしっかりできる、実績豊富な業者を選ぶことが重要です。

まとめ

外壁の色褪せは、塗料選びや色選びの段階である程度防ぐことができます。
後悔しないためにも、色褪せに強い色と塗料を選び、信頼できる業者に依頼することが大切です。

私たち「街の外壁塗装やさん」では、点検・お見積りを無料で承っております。
色選びにお悩みの方や外壁塗装メンテナンスをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください！

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