更新日：2025年05月11日

スレート屋根は安価・軽量でコストパフォーマンスにも優れる屋根材ですが、ひび割れが発生しやすいという弱点もあります。
この記事では、スレートのひび割れが起きる原因と、それを防ぐための効果的な対策について詳しくご紹介します。

スレート屋根にひび割れが起きる原因とは？

スレート屋根にひび割れが発生する原因は、主に「吸水」による膨張・収縮です。
スレートはセメントを主原料とした人工素材で、水を吸いやすい性質があります。

雨が降るたびに水分を吸収し、晴天になると乾燥するというこのサイクルが繰り返されることで、素材がわずかに膨張・収縮し、やがて表面に小さなクラック（ひび）が生じてしまいます。

また、寒冷地では凍害の影響も大きくなります。
吸水したスレート内部の水分が凍結し、膨張することでひび割れが拡大することもあります。

加えて、台風や強風、落下物などの衝撃によってもスレートは割れやすく、経年劣化が進んだ屋根では特に注意が必要です。

つまり、スレートは素材の特性上、長年使用していれば必ずひび割れリスクが高まるため、定期的なチェックと早めの対処が重要になるのです。

スレートのひび割れはなぜ危険？

スレートのひび割れを放置すると、見えない場所で確実に劣化が進行します。
特に問題なのは「水の侵入」です。
スレート材に亀裂が生じると、そこから雨水が染み込み、屋根の下に敷かれた防水紙（ルーフィング）に直接ダメージを与える可能性があります。
さらに水分が劣化した防水紙を超えて下地の木材にまで到達すると、木材が腐食し、住宅構造の安全性にも影響を及ぼしかねません。

また、ひび割れが一箇所でもあると、そこを起点にさらに大きな割れや破損が起こることもあります。
結果的に部分補修では対応しきれず、カバー工法や葺き替えといった大掛かりな工事が必要になることも。
こうした事態を防ぐためにも、ひび割れを早期に発見し、適切な対処を行うことが非常に重要です。

ひび割れ対策は部分補修だけでは不十分？

スレート屋根にひび割れが生じた場合、部分補修で一時的に対処できることがありますが、それだけでは根本的な問題解決にはなりません。
部分補修は、ひび割れが発生した箇所を一時的に修復する方法ですが、スレートは膨張と収縮を繰り返す特性を持つため、補修した部分だけでは他の箇所で新たなひび割れが発生する可能性が高いのです。

さらに、部分補修を施しても、スレート表面が傷んだままだと、ひび割れが再発することがあります。
そのため、補修後には屋根塗装もおこない、ひび割れが今後発生しにくくなるよう保護してあげることが大切です。

屋根塗装でひび割れの再発を抑制できる理由

屋根塗装を行うことで、スレート材の表面に保護膜ができ、雨水の浸透を防ぎ、紫外線の影響を抑えることができます。
それにより、吸水によるひび割れの発生を抑制し、屋根材を健全に保ちやすい状態にしてくれます。

また、弾性塗料と呼ばれる伸縮性のある塗料はスレートの小さなひびに追従し、亀裂の進行を防ぐ柔軟性を持っているためひび割れ対策に有効です。

まとめ

スレート屋根のひび割れは、放っておくと深刻なトラブルにつながります。
だからこそ、ひび割れが起きた際は早めの補修と屋根塗装による保護が欠かせません。

屋根は日常的に目が届きにくい部分ですが、定期的な点検によって問題を早期に発見し、最小限の費用と工事で維持管理が可能になります。

私たち「街の外壁塗装やさん」では、スレート屋根の点検・補修・塗装全てに対応しております。
点検・お見積りは無料で承っておりますので、メンテナンスをご検討の際はぜひお気軽にご相談ください！

　記事内に記載されている金額は2025年05月11日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
　そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

関連動画をチェック！

最低限知っておきたい！塗装工事のポイント【街の外壁塗装やさん】