更新日：2025年06月05日

モルタル外壁にできるひび割れは、多くの住宅で見られる代表的な劣化症状のひとつです。
費用を抑えたいしひび割れだけ補修できれば…とお考えになられる方も多いのではないでしょうか？

しかし、基本的にはモルタルのひび割れ補修と外壁塗装はセットで行うことがおすすめです。
今回は、その理由と具体的なメリット、塗料選びのポイントなどをわかりやすくご紹介します。

モルタル外壁にひび割れが起こる原因とは？

モルタルは、セメント・砂・水を混ぜて作られる外壁材で、独特の質感が人気です。
しかし、乾燥や温度変化、地震などの外的要因によって収縮しやすく、「ヘアクラック」と呼ばれる細いひび割れが起こりやすい特徴があります。

また、経年劣化や地盤沈下、建物の揺れによって、構造に関わる大きなクラックが入ることもあります。
このようなひび割れを放置すると、雨水が内部に浸入し、外壁内部の劣化や雨漏りのリスクが高まります。
だからこそ、早めの補修とメンテナンスがとても重要なのです。

補修だけでは不十分？外壁塗装とセットが推奨される理由

ひび割れをコーキング材やモルタルパテなどで補修することで補修は可能ですが、その段階ではいくつかの問題があります。
たとえば、補修のみをした場合は補修跡がそのまま外壁に残ってしまい、見た目に大きな差が出てしまうことが挙げられます。
補修箇所だけ色や質感が変わり、外壁全体の美観を損ねてしまうのです。

また、補修材の上からしっかりと塗装することで、紫外線や雨風から補修部分を保護する役割も果たします。
ひび割れが発生しているということは、外壁の塗膜が劣化しているサインです。
そして、塗膜が劣化している場合、モルタル外壁はひび割れが発生しやすくなってしまいます。
外壁全体を塗装することで、ひび割れの発生を抑制しつつ、補修箇所を自然にカバーすることができます。

ひび割れ再発を防ぐには塗装が重要

外壁塗装は単なる「美観向上」だけでなく、ひび割れの再発を抑える役割も持っています。
特に「弾性塗料」と呼ばれる種類の塗料は、塗膜に伸縮性があり、軽微な動きや微細なクラックに追従してくれます。

これにより、将来的なヘアクラックの発生を抑える効果が期待できるのです。
弾性塗料は、雨水の浸入を防ぎながら、外壁の動きにも柔軟に対応できるため、モルタルとの相性が非常に良いとされています。

補修＋塗装を同時に行うメリット

モルタルのひび割れ補修と外壁塗装を同時に行うことで、以下のようなメリットが得られます。

・補修跡が目立たず、美しい仕上がりになる

・外壁全体の防水性と耐久性が向上する

・弾性塗料を使えば軽微なひび割れにも対応できる

・足場設置が一度で済むため、コストと手間を削減できる

・今後のひび割れ発生リスクを軽減できる

補修と塗装を分けて工事すると、見た目の差や再度の足場設置など、二重の手間とコストが発生することもあります。
そうした点からも、同時に行うのが最も効率的かつ効果的なのです。

まとめ

モルタル外壁にひび割れが見られる場合、補修だけで済ませてしまうのはややもったいないです。
外壁塗装とセットで行うことで、美観の回復と防水性・耐久性の向上が同時に実現できます。

特に弾性塗料を使用すれば、将来的な再発防止にもつながります。
ひび割れが気になり始めたら、早めに専門業者へ相談し、補修と塗装を同時に検討してみましょう。

私たち「街の外壁塗装やさん」では、モルタル外壁のひび割れ補修から塗装まで、ワンストップで対応可能です。
現地調査・お見積りは無料で行っております。
経験豊富な職人が状態をしっかり確認し、最適な補修方法と塗料選びをご提案いたします。
美しさと安心が長持ちする外壁へ。ぜひお気軽にご相談ください！

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