更新日：2025年10月12日

はじめに

住宅の外観や耐久性を支える大切な部位の一つに「軒天」があります。
軒天は屋根の裏側に位置し、雨や日差しから建物を守る役割を果たしています。
しかし経年劣化や環境要因により軒天が剥がれてしまうケースは少なくありません。
放置すると雨漏りや木部の腐食を引き起こすため、早めの軒天修理が欠かせません。

軒天とは

軒天は、屋根の軒先の裏側部分を覆っている板材を指します。
素材にはケイカル板、合板、金属板などがありますが、住宅の多くでは軽量で加工しやすいケイカル板や合板が採用されています。
この部位は普段の生活では目に付きにくく、劣化が進んでも気づかれにくいという特徴があります。

軒天が剥がれる主な原因

・経年劣化
軒天は常に屋外環境にさらされています。
長年の紫外線や風雨の影響で塗膜が劣化し、防水性が低下します。
その結果、板材に水分が染み込み、内部から剥がれや腐食が進行します。

・雨漏りや結露
屋根や外壁の不具合から雨水が侵入すると、軒天裏の木材や下地が湿気を帯びます。
湿気はカビや腐朽菌の発生を促し、板材の強度を失わせます。
特に換気が不十分な場合は、結露による被害も発生しやすくなります。

・施工不良

新築やリフォーム時における固定不足や塗装の不十分さも原因になります。
下地処理が適切でない場合、短期間で剥がれが発生することもあります。

劣化のサインを見逃さないために

・コーキングのひび割れ
コーキングが割れていると、防水機能が低下している証拠です。

・板材の浮きや反り
軒天が反り返っている場合、内部に水分が侵入している可能性があります。

・部分的な剥がれ
剥がれた部分から鳥や虫が侵入し、巣を作ることもあります。

・雨染みや変色
茶色や黒いシミが出ている場合は、すでに水が回っている可能性が高いです。

川崎市の住宅での軒天修理事例

実際に川崎市で調査した現場では、軒天が大きく剥がれ、内部の下地が露出していました。
計測の結果、厚さは約6mmのケイカル板で、長期間メンテナンスが行われていないことがわかりました。

このような場合、部分補修ではなく新規交換が推奨されます。

修理方法の種類

・部分補修
小規模な剥がれや破損の場合、傷んだ部分だけを交換し、塗装仕上げを行います。

・全面交換
広範囲に劣化が見られる場合は、既存の軒天をすべて撤去し、新しい板材に交換します。

軒天修理を放置すると起こるリスク

・雨漏りの発生
・外壁や屋根裏の木部腐食
・シロアリ被害
・外観の悪化による資産価値の低下

これらの被害は修理費用をさらに押し上げるため、早めの対処が結果的に経済的です。

まとめ

軒天の剥がれは、建物内部への雨水侵入や構造材の劣化を招く危険信号です。
湿気や気候条件により発生しやすく、特に築10年以上の住宅は定期点検が不可欠です。
外壁塗装専門業者「街の外壁塗装やさん」では、経験豊富なスタッフによる無料点検と的確な軒天修理を行っています。
早めの相談で、大切なお住まいを長く守りましょう。

　記事内に記載されている金額は2025年10月12日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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