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川崎市高津区の施工事例
高津区梶ケ谷にて屋根カバー工事と、遮熱塗料のサーモアイウォール(ND-152)を使用して外壁塗装工事を行いました
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
高津区梶ケ谷にお住まいのお客様より、築20年が経過したので、屋根と外壁のメンテナンスをお願いしたい、との依頼を承りました。調査に伺ったところ、使用しているスレート屋根は、ニチハ株式会社が製造・販売していたパミールを使用していました。すでに劣化で一部が剥離してきていおり、塗装ができない状態にありました。外壁はすでに塗膜が劣化した状態で、シーリングも経年劣化により打ち替えの時期に来ていました。外壁に関してはシーリングの打ち替え工事と外壁の塗装工事を、屋根に関しては野地板の状態はわるくなかったので、屋根カバー工法による工事を行いました。
担当:渡辺
担当:渡辺
- 【工事内容】
- 外壁塗装 屋根カバー工事
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- スーパーガルテクト サーモアイウォールND-152
- 施工期間
- 28日間
- 築年数
- 20年
- 施工金額
- 240万円
- お施主様
- K様邸
- 保証
- 10年

破損した化粧スレート屋根の点検
さっそく屋根に上がらせていただき状態を確認いたします。
使用している屋根材は化粧スレートが使われています。スレートの中でも、ニチハ株式会社が製造・販売していたパミールでした。このパミールというのは1996年から2008年まで製造された屋根材の一種で、屋根材に対してアスベストが使用禁止になる前に自主的に製造された、ノン・アスベスト素材です。
各メーカーがまだ確かな技術が確立される前に開発されたもので、経年劣化によりどんどんミルフィーユのように剥がれていってしまう現象が起きました。それ以降は製造中止になったのですが、こちらは製造中止になる前のお住まいでした。お客様の屋根もすでに劣化で一部が剥がれてきています。ところどころ白くなっている部分が剥離している部分です。
パミールは表面が剥がれてしまうため塗装工事をしても効果が得られません。お客様には比較的コストのかからない屋根カバー工法をおすすめいたしました。
続いて外壁の様子を見てみます。
お客様のお住まいは窯業サイディング外壁になります。ファサードにレンガを模したデザインを使用し、側面と2階はベージュの色を配したおしゃれなデザインのお住まいです。やはり20年経過していますので、近寄ってみますと外壁のあちらこちらで色褪せ、汚れが目立ちます。ただ多少カビが繁殖して汚れているように見える個所がありましたが、苔や藻が繁殖したような個所はありませんでした。直接触って確認しますと、チョーキング現象が出てきています。塗膜が経年劣化して粉化する現象です。
外壁に施されているシーリングも同様に劣化してきており、外壁材との間にわずかに隙間が発生してきています。シーリングも8年から10年で寿命がくるために、定期的に打ち替え工事を必要とします。お客様のお住まいも、そろそろシーリングの打ち替えを行っておいたほうがいいでしょう。
お客様にはシーリング打ち替え工事と、外壁の塗装工事をご提案させていただき、今回の受注となりました。
屋根カバー工事の様子
まずは足場を設置します。今回は屋根の勾配がかなり急ですので、屋根にも足場を設置いたします。
屋根カバー工法というのは、既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい防水紙と屋根材を葺いていく工法で、既存の屋根材を撤去する費用と工期を抑えることができます。特にアスベストを含んだ屋根材を撤去するには処分費を含めてかなり高くなってしまうためこの費用を抑えることができる屋根カバー工法はかなりお得な工法といえます。
既存の棟板金を撤去し、今あるスレートの上に防水紙を被せていきます。使用する防水紙はTAJIMA製TADISセルフです。貼り直しができる遅延粘着型でおよそ2時間で協力に密着します。
防水紙を施設後、スーパーガルテクトを葺いていきます。屋根の軒側、下場から丁寧に施設していきます。
スーパーガルテクトはとても軽くて耐久性が高い素材で、加工もしやすく、よほど大きな屋根でもない限り1日で取り付けが終わるので、施工期間の短縮にもつながる屋根材です。
1枚1枚ビス止めを行っていきます。ビス止めは下に施設した野地板と、さらにその下にある垂木に沿って行います。下の垂木にまでビスを聞かせる事で、スーパーガルテクトと下地がしっかり固定され強度が増していきます。
スーパーガルテクトの葺き替えが終わり、続いて屋根のてっぺんの棟板金を設置します。合成樹脂製の貫板から設置し、そこに板金を固定していきます。合成樹脂の貫板は木製と違い腐食しないのでその分長持ちいたします。板金を設置し終わり、スーパーガルテクトによる屋根葺き替え工事が竣工しました。
外壁塗装工事の様子
外壁は塗装作業に入る前に、まずは補修作業から入ります。シーリングの打ち替えです。全ての古いシーリングを撤去することから始めます。カッターやペンチなど使用して撤去していきます。きれいに剥がした後、再度シーリングを充填していくのですが、その前に溝の両端をマスキングテープで覆います。
その後で溝に専用の下地材塗布していきシーリング材を充填していきます。シーリングを充填した後、乾く前にヘラで均します。外壁の仕上げにに直接影響しますので丁寧に処理していきます。その後シーリングが完全に乾く前に、マスキングテープを剥がしていきます。
いよいよ外壁の塗装です。今回塗装に使用する塗料は、遮熱性塗料として有名なサーモアイシリーズです。下塗りに日本サーモアイウォールシーラー、仕上げ塗装にサーモアイウォールを使用します。塗装は屋根と同様、下塗り、中塗り、上塗りの計3回塗装を行います。
まずは下塗り用のサーモアイシーラーを塗っていきます。やや毛足の長いローラーを使って塗装していきます。毛足が長めですので、レンガ調の段差にもしっかりと塗ることができます。
下塗り塗布完了後は、充分に乾燥させて、仕上げ用のサーモアイウォールSiを使用して2回の仕上げ塗装を行います。使用する色はND-152番になります。
下地と同様ローラーと刷毛を使い分けて丁寧に塗っていきます。一工程ごとにしっかりと乾燥させ、塗膜の厚みを付けていきます。厚みを付けるために一回の塗装で濃度の高い塗料を調合して塗膜を作るのではなく、適量に調剤した塗料を適切な回数で重ね塗りすることが大切です。
同時に付帯部分も塗っていきます。軒天や破風板をローラを使用して塗っていきます。
屋根カバー工事、外壁塗装工事、竣工
これで屋根カバー工事、外壁の塗装工事、およびシーリングの打ち替え工事が完了いたしました。最後に複数スタッフにより最終確認を行い、塗装後の塗り残しや色ムラなどをチェック・補修し、工事完了となります。最後はお客様にご確認いただき、工事竣工となります。
外壁に使用した塗料は屋根にはおなじみの遮熱性塗料サーモアイシリーズを使用しています。直射日光からの熱の伝わりを防ぎ、室温が高まるのを抑える効果があります。夏の暑さ対策としてとても優れた塗料です。屋根・外壁の塗装工事の事でお悩みがございましたら、まずは街の外壁塗装やさんにご連絡ください。
記事内に記載されている金額は2020年08月27日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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