屋根工事をきっかけに、外壁も塗装メンテナンスしたい

　横浜市港南区下永谷にお住いの齋藤様より、屋根工事のご依頼をいただだきました！(^^)/

　強風被害で棟板金が捲れてしまったことが屋根工事のきっかけですが、「せっかく屋根工事で足場を架けるのであれば一緒に外壁塗装のメンテナンスもしたい」とお話をいただきました。

　私たちもよく「屋根と外壁はセットで工事した方が良い」とオススメさせていただいておりますが、一番の理由としては単純にセットの方がトータルの金額が安く仕上がるからです👍

　足場代だけでも約20万円ほどが相場ですので、2回足場を架けて40万円よりも、1回の足場で20万円のほうが、長い目で見てお住まいにかけるメンテナンス費用が単純に20万円安くなります！その時の懐事情などももちろん影響するとは思いますが、できればセットで工事した方がお得です(^^)/

外壁はサイディング外壁でした

　外壁は、窯業系サイディングの外壁でした。

　窯業系サイディングの外壁はセメントと繊維質でできたサイディングという仕上げ用の板を外壁に張り合わせていくことで造ります！

　モルタル外壁と比べて、左官工事のような専門的な職人さんがいなくても仕上げられる画期的な外壁として人気となり、現在では新築住宅の8割以上がサイデイングの外壁となっております( *˘へ˘* )

　サイディング外壁は必ず繋ぎ目（目地）が生じるため、目地部分にコーキング材が充填されている造りになっています。

　コーキングは外壁のなかでも劣化が特に早いので、サイディング外壁の塗装の際は一緒に打ち替えなどを行って一緒にメンテナンスを行うことをオススメしています٩( ＾o＾ )و

カラーシミュレーションで仕上がりのイメージを想定

　塗装工事の前に外壁の色決めを行いますが、弊社ではカラーシミュレーションを使ったご提案も行っております！👍

　お住いの外観を撮影した写真を元にして、目的の場所に塗装予定の色を当てはめていき、仕上がりのイメージをしていきます。

　今回は明るめのグレーか暗めのグレーのどちらかにしたいというご希望を元に、付帯部の色も変えながら4パターンの色をカラーシミュレーションしました！結果的に、4枚目の写真のイメージが気に入ったとのことで、こちらのイメージに仕上がるように工事を進めることになりました♪

　カラーシミュレーションで扱う色は塗料の色を完璧に同色でシミュレーションできるわけではなく、極力近い色を担当者の目分量で決めていきます。そのため、まったく同じ色ではない点に注意が必要ですが、イメージを掴むという目的には十分なものになります。

塗装は高圧洗浄からスタート

　外壁塗装工事は高圧洗浄から始まります！外壁についた汚れやほこりや苔といったものを洗い流し、下地を整える作業です。

　高圧洗浄が不十分なまま塗装工事をしてしまうと、その後の塗膜の剥がれなどの不具合の原因にもなりますので、入念に汚れを洗い流していきます(>_<)

　かといって強すぎる洗浄はかえって外壁を痛める原因にもなってしまうため、洗浄箇所に応じた威力の調整などを行いながら進めていきます。

　簡単に洗浄しているように見えますが、職人さんの腕も重要な要素になってきます(^^

使用材料の抜粋

　☝今回の塗装工事で使う塗料缶の抜粋です☝他にももう少しあるのですが、代表的なものを出しています！

　一枚目のパーフェクトサーフはサイデイング外壁に使うことができる下塗り用の塗料です。下塗りは外壁の劣化などの状態を補修して、そのあとに塗装する上塗り用の塗料との密着性をよくする効果があります！

　二枚目の塗料が今回のメイン塗料であるパーフェクトトップです。最近塗料缶のデザインがスタイリッシュに変更されました✨パーフェクトトップはラジカル制御型塗料という分類に位置しており、イメージでいうと中の上とった立ち位置です。ひと昔前の標準的なグレードといえばシリコン塗料で耐用年数は10年程度が目安でしたが、ラジカル制御型はシリコン系と同じ価格帯で12～15年の耐用年数があるオススメの塗料です(*^_^*)

　ファインSiやケンエースといった塗料は外壁以外の鉄部や軒天などの付帯部に塗装する塗料です！

コーキング作業

　外壁を塗り進める前に、コーキングの打ち替えを行っていきます！

　基本的に目地部分などの撤去できる箇所については打ち替え、入隅などの撤去が困難な部分については増し打ちによる施工を行っております。

　この先もしもう一度工事を行う場合は、増し打ちにさらに増し打ちすることは難しくなるため、増し打ち箇所を再工事する場合は増し打ち分を撤去して打ち替える流れになります(>_<;)

　使用したコーキング材は通常の変性シリコンを使用しています！コーキング材には大きく分けてシリコン系と変性シリコンの二つが存在しますが、シリコン系のコーキング材は塗料を弾いてしまう性質があるため外壁に使うと後々みすぼらしくなってしまいます(/_;)外壁には必ず変性シリコンを使いましょう！

　変性シリコンも高位グレードで耐久性が高いものも存在しますが、通常のものと比べて費用が当然高くなるので、ご予算などと相談しながら選定していただければと思います。

鉄部塗装

　鉄部塗装はケレン掛けという錆落としなどを含めた目荒らし作業、錆止め塗料の塗装、その後主剤（ここではファインSiを使用）の塗装という工程で進めていきます！

　その他の塗装と比べると少し工程が多いですが、ツルツルとした表面で熱収縮が頻繁に起きる鉄部は特に塗料の剥がれなどが起きやすく、ケレンによる目荒らしを行わないと食いつきが弱くなり剥がれやすい塗装に仕上がってしまいます(/_;)

　また、錆止めを塗らなければ錆の抑制も弱くなってしまうので、しっかり丁寧に塗装して長持ちするように仕上げています！その他、ダクトカバーや雨戸・戸袋といった鉄部も同様に塗装して仕上げていきます。

下塗り・中塗り・上塗りの三回塗り仕上げ

　外壁の塗装は下塗り・中塗り・上塗りの３回塗りで仕上げています！

　この３回塗りの工程は、メーカーが公表している施工手順に沿った回数で対応しています。そのため、塗料によっては４回塗りや５回塗りというものも存在します(^^)/

　一般的に、下塗りは既存の外壁の下地調整及びそのあと塗装する塗料との密着性をよくするための役割を持っています。真っ白の塗料を使うことが多いため、既存の外壁の色をリセットする役割もあります！

　中塗りと上塗りは便宜上名前を分けていますが、上塗り用の塗料を２回塗る工程です。一回目の塗装では塗膜が十分な厚みを持たないため少し下地の色が透けて見える場合もありますが、２回目の上塗りを行うことで透け感がなくなって目的の色にしっかりと仕上がります✨

　今回は白系の外壁からダークグレーの色への塗り替えだったので、塗装による色の変化が非常にわかりやすく、だんだんと綺麗に生まれ変わっていく姿がなんとも印象的でした( *˘へ˘* )

軒天塗装

　鉄部以外の軒天なども塗装で綺麗に仕上げていきます！✨

　軒天に使っているのは水性ケンエースという塗料です。透湿性に優れており、排気ガスなどの影響で汚れがちな軒天を綺麗に長く守ってくれる防汚機能付きの塗料なんですよ～(^^)/

　水性ケンエース以外にも油性のケンエースＧⅡといった塗料などもありますが、油性系の塗料は塗装時の臭いがキツイ傾向にあるので、今回は水性ケンエースを使わせていただきました。

　普段あまり気にしない軒天ですが、やはり塗装で綺麗になると気持ちが良いものですね！

シックな佇まいに生まれ変わりました

　パーフェクトトップ（ND-013）使った塗装工事が完成しました！

　もともとの白系の外壁からガラッと印象を変えてダークグレーのシックな仕上がりになりました✨✨

　「建て替えたように雰囲気が変わって驚きました」と、ご依頼いただいた齋藤様からも喜びの声をいただき、担当した私たちとしてもとても嬉しい一幕でした。綺麗になったお住まいで、今後も明るく楽しい生活が続いていきますように(*^-^*)

　私たち街の外壁塗装やさんでは、点検・お見積りを無料で対応しております。お住まいのことでお悩みやお困りごとがあれば、お気軽にお問合せいただけますと幸いです！