更新日：2017年04月20日

横浜市瀬谷区で屋根の調査をおこないました。雨漏りなどの不具合は出ていませんが、一度も建物のメンテナンスをしてきていないという事で、そろそろ全体の状態を調査して適切なメンテナンスをしたいというご希望です。

屋根はスレート葺きで、屋根の形は方形屋根（ほうぎょうやね）というピラミッド型をしています。

近くでは綺麗な花が咲いていました。春真っ盛りですね！桃の花かなと思ったのですが、花柄が長いので違うかもしれません。

屋根は陽が当たりやすい南面と北面で表面の劣化の度合いが違います。右の写真を見て頂くと一目瞭然です。右半分は南面で左半分が北面なのですが、北面にはコケや飛んできた花粉が付着してオレンジ色しています。南面も表面は劣化していますが、コケは殆ど生えていません。

スレートの撥水性が無くなってくると、スレートの傷みが早くなり反りが出始めてきます。反ってくると割れやすくなりますので、メンテナンスの目安になります。屋根の勾配は緩めなので、スレートの裏側に回った雨水がスムーズに流れない可能性もあります。スレートだけを見た場合は塗装工事が可能な状態だと判断できますが、気にしなければならないのは、スレートの下に敷いてある防水紙です。防水紙の寿命は２０年～２５年と言われていますので、築年数が２０年を越えてきた時は塗装にするか屋根の葺替えやカバー工事をおこなうかの判断をしなければなりません。こちらの横浜市瀬谷区の建物は築１５年でスレート屋根の状態は塗装が可能ですので、塗装にするか迷われていた様ですが、今回のメンテナンスは塗装工事をオススメ致します。

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