空室になったマンションのベランダを今のうちにメンテナンスしておきたい

　以前ご自宅の外壁塗装工事をご依頼いただいたK様より、ご所有されているマンションのバルコニーメンテナンスのご相談をいただいたことが今回の工事のきっかけでした(^^)/

　以前は空き部屋が出る度に別の職人さんにバルコニーの簡易メンテナンスをしてもらっていたとのことでしたが、職人さんが高齢のためお店を畳んでしまい、お願いする人がいなくなってしまったのでということで弊社にご相談をいただきました。

ウレタン密着工法のバルコニー

　建物はRC造で、既存の防水はウレタン密着工法で仕上げていました。

　防水工事を行っても良い状態ではありますが、K様のご要望としては雨漏りをしているわけではないのでなるべく安価にメンテナンスがしたいとのことでしたので、トップコートによる防水層保護のメンテナンスと、おまけでバルコニー内壁の塗装メンテナンスを行うことにしました。

トップコートの材料

　トップコートで注意すべき点は、「防水工事」では無いということです。

　外壁塗装などと一緒によく実施されるトップコートですが、「防水塗装」などと記載する業者が多いので、よく「防水工事をした」と勘違いされているお客様がいらっしゃいます。

　トップコートというのは防水層を保護するための保護材ですので、それそのものには基本的に防水機能はございません。（※ある程度有している製品もあります。）

　あくまで保護を目的とした塗装工事なので、トップコートを塗ったから10年程は雨漏りの心配はないというものではないので、ご注意ください。

外壁や鉄部にはそれぞれ適材適所の塗料を使用

　トップコートとは別に、バルコニー内壁も塗装していくので、鉄部には鉄部に合ったファインSi、壁面にはおなじみのパーフェクトトップを塗装していきます(^^)/

　適材適所でその場所に合った塗料を選定しています。

壁面から塗装していきます

　外壁面を先に塗装していきます。

　元々が白色なので、似たような白色で塗装していきます。簡易的なメンテナンスということではありますが、とはいえ雑に工事するわけにはいきませんのでしっかりとライン出しなどもしながら美しく仕上げていきます。

3回塗り仕上げ

　塗装は基本的に3回塗り仕上げです(^^)/

　先に壁を塗ることで防水面に塗料が垂れても最終的に綺麗に仕上がるように順番を工夫しています。

防水面はウレタンシンナーで拭き上げます

　防水面に油分が付着していると、この後塗装するトップコートが上手く乗りません。

　そのため、ウレタンシンナーで下地調整として事前に拭き上げます。

下地調整は塗装工事の肝とも言えます

　工事をしてしまえば下地調整をしたかはわからない部分ではありますが、このような見えない作業こそ仕上がりには大切な工程ともいえます(^^)/

プライマー塗布

　主剤がしっかりと防水面に密着するように、プライマーを塗布しています。

　プライマーも塗装せずに主剤だけ塗装する悪い業者さんがいますが、この工程を飛ばすとあっという間に塗膜が剥がれてきます(;´･ω･)

　一つ一つが大事な工程です。

主剤2回塗り

　トップコートは基本的に2回塗り仕上げです。

　メーカーによって製品に最も適した塗り回数などを定めているので、規定に沿った工程で工事をするようにしたいところです。

細かい鉄部などは錆止め塗装で安心

　排水口のストレーナーが金属製で錆も見受けられる状態だったので、錆止め塗装も怠りません。

　こちらは黒色の塗料で仕上げさせていただきました。

　その他、非常用設備の金属ケースなども錆が見受けられたので、同じく錆止め塗装でメンテナンスしております。

メンテナンス塗装完成

　バルコニーが綺麗に仕上がりました。

　入居者さんがいらっしゃるとなかなか工事するタイミングが無いので、入れ替えのタイミングで工事できてよかったです(*^^*)

綺麗に仕上がりました

　バルコニー内の塗装できる部分は一通り塗装させていただき、メンテナンス工事は完了です！

　小さい工事ではございますが、このような内容からでも街の外壁塗装やさんは喜んで工事させていただいております！

　トップコートメンテナンスは¥76,780(税込)からご案内しております。

　同じような内容でどこに頼んでいいかわからないと言ったお悩みをお持ちのお客様がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです(*^^*)