更新日：2024年11月26日

　お住まいの外壁は様々な理由でひび割れてしまうことがあります。
　中でもご自身で気が付きにくい外壁劣化の原因が、ベランダの防水機能の問題です(>_<)　
　
　特に排水口周りは雨水が内部へ漏れやすく、上階のベランダの不調が原因で下に位置する外壁に影響が及び、ひび割れが生じるといったケースが考えられるのです。
　
　そこで重要になってくるのが、ベランダの防水メンテナンスにおける排水口周りへのアプローチなのですが、今回は雨漏り解消や予防に効果的な「改修ドレン」を中心にお話していきたいと思います(*^^)v　

　実際に既存のドレンの配管周りのモルタルが割れてしまったマンションの調査事例をご確認いただけますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです（^^）

　

ベランダの防水で問題が発生しやすい箇所

排水口周りが雨漏り原因になりやすい理由

　ベランダの防水機能において、特に問題が発生しやすい箇所の一つが排水口周りです。
　
　排水口周りは雨水や水が集まる場所であり、同時に防水層と配管の境目ができる部分ですので、ひび割れや雨水の浸入などの問題が生じやすいです。
　
　排水口の不具合や劣化は雨漏りの原因となることがあります(-_-；
　排水口周りから内部へ水が漏れてしまうことで、ベランダの床や壁にダメージを与える可能性が高くなるためです。
　

ベランダの排水口の不具合は外壁を傷める原因にも

内部で雨水が漏れると外壁を劣化させる

　ベランダの排水口の不具合は外壁を傷める原因にもなります。
　

　
　排水口を起点に雨水が内部へ漏れると、位置によっては外壁部分へと水が浸透してしまい、外壁材の劣化を引き起こす可能性があります。
　
　外壁材にとって雨水の浸透は傷みが促進される大きな要因となります(–；

　吸水と乾燥を繰り返すことでの負荷や、内部の金属が錆びて膨張することでひび割れや欠損が生じる可能性もあるのです。

　外壁材は表面を塗装による塗膜で覆っているため、降りかかった雨水に対しては高い防水性を有しています。

　しかし、ベランダ防水の不具合箇所から浸入してきた雨水は内部を伝って影響を及ぼすため、被害が発生するまで気が付きにくいのが難点ですね(–；　
　
　これは屋上が存在する陸屋根タイプのお住まいでも注意してもらいたい情報です。
　

　屋上も同様に排水機能としてドレンを設置していることがほとんどですので、可能であれば定期的に業者に点検を行ってもらい、もし詰まりや漏水などがあれば即座に対応することが重要です(^▽^)/

改修ドレンの設置による防水工事が有効

　それでは、排水口付近の防水機能に問題が発生していた場合、どのような対処が有効なのかと言いますと、新たな防水層の形成と合わせて「改修ドレン」を設置することです(*^^)v　
　

改修ドレンとは

　改修ドレンの設置は、ベランダの防水工事において雨漏りを解消するための効果的な施工の一つです(^▽^)/
　

　
　改修ドレンとは、既存の排水口に被せるように設置をする、ロートのような形をした水を効果的に排水するための部材です。
　目視が難しい配管部分などの内部が裂けていたとしても、先端がホースのようになっている管を差し込むことで漏水問題を解消することができます。
　
　外側は排水口の周りを覆うような蓋がついた形状となっており、ハンマーなどで叩いて設置箇所の状態になじませ、その上に防水層を形成することで、周囲の亀裂などからの雨水の浸入を遮断します。
　

　

改修ドレンのメリット

　改修ドレンの設置には大掛かりな工事は特に必要が無く、既存の排水口にそのまま取り付けられる点が非常に有用です(^▽^)/
　
　業者の手間が少ないということは、それだけ作業費も抑えられますので、もし排水口周りが雨漏りや外壁を劣化させる原因だった場合には、修理のための施工金額が高額になりにくくて済むのです。
　

　
　もちろん、防水層が新しくなることで違った箇所の亀裂部分やベランダと外壁との立ち上がり部分といった新たに雨漏り原因となりそうな問題点もまとめて解決することができます(*^^)v　
　

川崎市川崎区伊勢町で割れたモルタルの修理依頼を受け原因調査

　排水口周りのトラブルが外壁の劣化に繋がることをご紹介しましたが、実際にどういった症状が発生するのかを写真と共にご紹介したいと思います（^^）

　

　今回は「マンションのモルタルが割れてしまったから修理がしたい」とご連絡をいただき、川崎市川崎区伊勢町へ調査に伺いました！

　

　

　事前に写真をいただいていたのですが写真を見る限り状態は良くなさそうでした・・・。

　

　

　それでは早速調査開始です(=ﾟωﾟ)ﾉ

　

　

割れたモルタル

　　

　調査を開始して現場にご案内していただくと・・・大きく割れてしまった廊下の上裏（天井部分）を発見しました！

　

　

　他にも何か所か上裏が割れてしまっている箇所がありましたがそのすべてが排水ドレンの配管周りでした(;´Д｀)

　

　

　それ以外にも膨れている箇所などもありましたが、共通点として”水の近く”という事がありました・・・。

　

　　

　ドレン周りや他の箇所でも内部に水が入ってしまう事によってどんどん劣化が進んでしまったのでしょう(~_~;)　

　

　

　その結果耐え切れずに割れてしまったものかと推測しました！

　

　

落ちたモルタルの破片

　こちらには落ちたモルタルの破片がありました！

　

　

　先ほどの写真でもわかる通り、なくなっていた部分は決して小さな部分ではありませんでした・・・。

　

　

　破片も何かが当たって砕けたわけでもないので大きな破片のまま落ちてきてしまいます。

　

　

　もし通行中にこのようなものが落ちてきたら”痛い”では済まないかもしれません！

　

　

　通行人に落ちてけがをさせてしまったりすることがないように今回の工事の見積もりを取ることに決めたそうでした！

　

　

排水ドレン周りの様子

　排水ドレン周りの様子を見て行きましょう！

　

　

　お話を伺ってみると排水の状態が悪いのか雨が降ってしばらくは、他の場所が乾いていてもドレン周りは濡れたままという事もしばしばあるそうです・・・。

　

　

　ドレン周りに穴が開いていたりという事はありませんでした！

　

　

　しかし、配管に繋がる部分に異常があったりすることでここから水漏れが起こってしまう事が多くあります(;´Д｀)

　

　

　そういう時のために改修ドレンというものがありますのでこちらも工事のご提案に入れておきます( ｀ー´)ノ

　

　

　今回の調査の結果から工事のご提案として

　

　・上裏補修・改修ドレン設置工事

　　こちらの工事のご詳細などは街の屋根やさんまでお気軽にお問い合わせください。

　

　

　をご提案しました(=ﾟωﾟ)ﾉ

　

　

　

　記事内に記載されている金額は2024年11月26日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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