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横浜市港北区でスレート屋根に苔と割れ、棟板金の浮きや継ぎ目劣化を確認
更新日:2026年07月17日
横浜市港北区にお住まいのお客様より、「屋根の色あせが目立ってきたので、スレート屋根の塗装ができる状態か見てほしい」とご相談をいただき、私たちが現地調査に伺いました。
築年数の経過とともに屋根全体のくすみが気になり、近隣で屋根工事をされた方のお話を聞いて不安になられたそうです。
現場に到着して屋根に上がると、全体として大きく崩れている印象はないものの、表面の防水性低下を感じる色あせや汚れ、棟板金まわりの経年劣化が目に入り、塗装前の確認がとても大切な状態でした。
屋根全体に色あせと汚れが広がっていました

屋根全体を見渡すと、スレート表面の塗膜が薄くなり、茶色っぽい汚れや苔の付着が広がっていました。
スレートはもともと塗膜によって雨水をはじく力を保っていますが、紫外線や風雨を受け続けることで表面がざらつき、汚れが残りやすくなります。
この状態が進むと、雨水を含みやすくなり、乾燥と湿潤を繰り返すことでスレートの反りや割れにつながることがあります。
屋根の上では風も強く当たるため、見た目以上に負担を受けている場合があります。
北面側にも苔や退色が確認できました

別角度から確認すると、屋根面に沿って退色が進み、部分的にオレンジ色の苔や汚れが残っている様子が分かりました。
特に日当たりや風通しの影響を受けやすい面では、乾きにくい場所ほど苔が定着しやすくなります。
苔は表面に根を張るように広がるため、塗膜の劣化したスレートでは水分を抱え込みやすく、放置すると下地の劣化を早める要因になります。
すぐに雨漏りへ直結する状態とは限りませんが、屋根材の耐久性を落とすサインとして見逃せません。
スレートの端部に割れと隙間がありました

近くで確認すると、スレート同士の取り合い付近に欠けや割れが見られました。
指先で確認できるほどの隙間があり、屋根材の端部が傷んでいる状態です。
原因としては、経年による脆化、温度差による伸縮、過去の歩行時の荷重などが考えられます。
スレートの割れをそのままにすると、雨水が入り込む経路になり、内部の防水紙へ負担がかかります。
特に割れたスレートの隙間は、塗装だけでは十分に守れない部分です。
棟板金の下に浮きが見られました

棟板金まわりを確認すると、板金の下端に手が入るほどの浮きがある箇所がありました。
棟板金は屋根の頂部から雨水の浸入を防ぐ重要な部材ですが、固定している釘や内部の貫板が経年で弱ると、少しずつ浮きが発生することがあります。
浮きが広がると強風時に板金があおられ、固定力がさらに低下する恐れがあります。
横浜市港北区のように住宅が密集する地域では、万一板金が外れると近隣への影響も心配です。
板金の継ぎ目にはシーリングの劣化がありました

棟板金の継ぎ目部分では、シーリング材のひび割れや切れが確認できました。
継ぎ目は雨水が入り込みやすい場所で、シーリングが劣化すると内部へ水が回りやすくなります。
板金自体に大きな破損は見られない箇所でも、継ぎ目の防水が弱ることで貫板の腐食や固定力の低下につながることがあります。
特に棟は屋根の最上部にあるため、雨風の影響を受けやすく、定期的な点検が必要な部位です。
塗装前に補修と棟板金の整備を優先します
今回の調査では、まずスレート屋根全体の苔や退色、次に割れたスレート、そして棟板金の浮きと継ぎ目シーリングの劣化を確認しました。
優先順位としては、塗装の前に割れたスレートを差し替えまたは専用補修材で処置し、棟板金は固定状況と貫板の状態を確認したうえで、必要に応じてビス固定、シーリング打ち替え、状態が悪い場合はガルバリウム鋼板製の棟板金交換を行うことが大切です。
そのうえで高圧洗浄により苔や汚れを落とし、スレート用下塗り材で吸い込みを整え、中塗り・上塗りへ進めます。
屋根材の重なりにはタスペーサーによる縁切りを行い、雨水の逃げ道を確保することも欠かせません。
今回のような塗装前調査で不具合を拾うことが、仕上がりと耐久性を左右します。
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