更新日：2016年04月19日

横浜市西区で屋根の調査をおこないました。今日もポカポカ陽気で屋根の上は汗ばむくらいでした。風は心地よく気持ちが良いです。お伺いしたのは、築２８年で初めてのメンテナンスを検討中のお客様です。２８年手を掛けていないと傷みが気になりますので、早速みてみましょう。

屋根はスレート葺きです。思ったよりも傷みが出ていないのにびっくりしました。コケの付着や表面の塗膜の劣化が出ていますが、それ程酷くはありません。

この様にスレートが反っていますが、割れなども全くありません。少し高台で風当たりも強いところですが、傷みの進みは想像よりも遅いようでした。全体的にみても反っているのは一部でした。雨漏りもなく下地の野地板の状態も全く問題ありませんので、塗装が可能と判断できます。屋根の勾配も比較的急なのでそれも劣化が遅い理由です。夏場の部屋の暑さを気にされていましたので、熱を反射する遮熱塗料をおススメします。条件にもよりますが、室内の温度が３度～５度変わるので、結構効果があると思います。

気になるのは棟板金です。方形の屋根ですが、北面のみサビが出ています。よく見ると、雹の跡がありますが、過去に降った記録があるのが５年ほど前ですので、もう少し前でしたら火災保険が適用出来たかもしれません。釘の抜けは、風などで板金が煽られると徐々に抜けてきます。この点は火災保険の風災が適用されると思います。全体的に見た結果、屋根塗装と一緒に棟板金の交換工事をした方が良いでしょう。

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