更新日：2017年06月18日

横浜市泉区で屋根塗装の調査で気づいた傷んだ棟板金を塗装前に交換しました。

屋根を塗装する場合には高圧洗浄を行います。水しぶきが舞うことと作業上の安全面もあり足場を架けることが多いです。こちらのお宅では作業をするときに材料を屋根に上げたりするスペースが地上で確保できない理由もあり、足場を架ける必要性がありました。現在は棟板金が飛んでいる箇所はありませんでしたが、釘が抜けかけている箇所が多くあるため、塗装前に棟板金を交換してしまうことになりました。

塗装する前に棟板金を先に交換してしまうのは、新しくなった棟板金も塗装をして化粧スレートの色と同じにするためです。また、新しい棟板金の表面に塗膜を造ると、後々の錆の発生を遅らせることにも繋がります。まずは既存の棟板金を撤去することから始めます。棟板金を外すと棟板金を固定していた貫板という木材が出てきます。棟板金が飛んだりする原因には、この貫板の劣化が大きく関わっているケースが殆どです。棟板金の交換をするときは、この貫板も一緒に交換します。

貫板を取り外したら化粧スレートの表面を清掃して、新しい貫板を取付けます。今回使用した貫板は木製ではなく樹脂製です。樹脂製にすることにより腐食の心配も薄れ耐久性も向上します。

貫板を取付けたら、厚さ０.３５ｍｍのガルバリウム鋼板で出来た新しい板金を加工して取付けていきます。これで屋根塗装をした後に、棟板金の飛散などの理由で足場を架けなければならない心配も無くなりました。塗装に限らず棟板金や雨樋、屋根カバー、葺き替えなど屋根に関わることは全般行っております。横浜市泉区で屋根塗装調査で気づいた傷んだ棟板金を交換をお伝えしました。

 

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