更新日：2019年08月30日

横浜市港北区日吉本町にお住まいのK様より、築年数30年は経過している外壁塗装の為の調査依頼を頂きました。

以前はお知り合いの方と、身内の方とでDIYの様な形で外壁塗装をされたようです。

なので塗料もどんなものを使ったか、あまり詳しくないが継ぎ目に使われているコーキングが傷んでいないか心配されておりました。

 

 

こちらのお住まいは隣地との距離も近く、また裏手にマンションがある為に日中日当たりが良い時間帯が少ない事も関係しているのでしょう。外壁全体に苔が繁殖しているが確認できます。

まだ南側は少なかったのですが、北側の日がほぼ当たらない所は多く汚れが見つかりました。

 

外壁に苔やクラックが多く見つかったら塗り替えのサインです

 

こちらの建物には窯業系サイディングが使われていました。最近の窯業系サイディングはデザインが豊富なのが特徴の一つですが色褪せしやすい事もあげられます。

こちらの外壁は窯業系サイディングに吹き付け塗装を施してあり、ランダムな表面に仕上がっていますが、凹凸があるため汚れが入り込みやすく、それが原因で苔などが繁殖しやすい状況になってしまっています。この凹凸に汚れが溜まりやすいのはモルタル外壁も同様です。また、固定するために釘を使ってありますが、その釘から伸びる様にクラックが発生してしまっています。

 

コーキングの劣化は塗装よりも早い

 

紫外線などの外的要因、過酷な環境にさらされる外壁は傷みやすいものです。特に窯業系サイディングに必ず使われているコーキングは、実は塗装よりも早く劣化が始まり、写真の様に外壁の継ぎ目、目地に打たれているコーキングが切れたり痩せ細ったりすることがあります。

雨漏りは屋根以外にも、コーキングの劣化から雨水が入り込み結果雨漏りになる事があります。

普段目につきやすい外壁に今回の様な外壁の傷みが見つかった場合は早めに外壁塗装を行い美観の回復と共に建物の寿命を延ばすメンテナンスが必要です。

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