更新日：2021年08月14日

ジョリパットで仕上げられた外壁

　横浜市旭区東希望が丘でお住まいの無料点検をご依頼いただき、現地調査にお伺いしてきました。外壁を確認したところ、ジョリパットという塗料で仕上げられた外壁でした。ジョリパットとは、塗料に砂を混ぜて造られた塗料で、フランスの発祥と言われています。日本では1975年から販売が開始されましたが、塗装でありながら外壁に意匠性の高いパターンを付けることができる施工性の良さが人気となり、多くのお住まいで採用されています。

汚れが目立ってきていました

　ザラザラとしたマットな仕上がりになることもジョリパットの人気の一つですが、デザイン性を取ると機能性が失われるとよく言われるように、ジョリパットで塗装した外壁は汚れやすくなってしまうというデメリットもあります。特徴的なざらざらとした質感に汚れが溜まりやすいことが原因です。塗装後に撥水加工や、防汚性の高い塗料で更に塗装をすれば防ぐこともできますが、当然コストもかかってくるので、考えどころです。

チョーキングも起きていたのでメンテナンス時期と見受けられます

　塗膜の劣化を確認するには外壁を触って確認することが一番簡単です。手で触れて白い粉のようなものが付いてくるようであればチョーキング現象が起きている証拠です。塗膜が劣化した外壁は撥水性が失われて水を余計に吸うようになるので、汚れやすくなってしまいます。今回の外壁も、僅かですがチョーキングが確認できましたので、塗装メンテナンスの時期が来ていることがわかります。

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