更新日：2021年12月13日

室内での雨漏り箇所を確認

　横浜市保土ケ谷区新井町のお住まいを調査・点検してきました。
　外壁はALCで作られた軽量鉄骨構造のお住まいで、室内を見させていただいたところ、天井に黒カビの発生が確認できました。ALCは耐火性能が高く長持ちする外壁材であるメリットの一方で、雨漏りなどの水の侵入をコーキング材のみで防ぐ構造をしているため、二次防水を持っていません。そのため、コーキング材の痛みが雨漏りにすぐ繋がってしまうという弱点も持ち合わせています。今回の雨漏りは建物内部にまで水滴が落ちてくることは無かったようですが、この状態のまま放置するわけにはいきません。外壁の補修や防水工事が必要な状況と言えるでしょう。

外壁はツタで覆われていました

　雨漏りしていた部分の外壁側を見てみると、ツタがビッシリと生えている状態でした。外壁に根を張りながら生え進んでいくツタ植物は、見た目はオシャレかもしれませんが、外壁へのダメージに繋がるためあまり良いものではありません。今回のALCは先述したように目地のコーキングのみで防水を保っている外壁であるため、目地の部分にツタが侵入してしまうと、それだけで雨漏りにつながってしまいます。

原因の一つと考えられる場所を見つけました

　目地部分を見てみると、一箇所でコーキングが切れて穴が空いている箇所を確認できました。他にも雨漏りの原因箇所はあるかも知れませんが、まずはここが原因箇所の一つになっていることは間違いなさそうです。応急処置として簡単に穴は埋めさせていただいて、外壁塗装と目地の打ち替え、防水の補修工事をご提案させていただく運びとなりました。

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