更新日：2023年11月08日

　こんにちは！街の外壁塗装やさん横浜店です(^^)


　棟板金は屋根の最上部を保護する重要な部分ですが、釘浮きが起こると固定力が弱まってしまいます。固定力が低下した棟板金は飛散してしまうこともあり、隙間がある場合は雨漏りの原因にもなりかねません。そこで今回は、棟板金の釘浮きについて解説します！

棟板金の釘が浮く原因

　棟板金の釘が浮く主な原因としては以下が挙げられます。

釘の熱膨張


　外気温が高い場合、金属は熱膨張が起こります。熱されたときに膨張し、その後冷えて縮むという変化を繰り返すことで次第に釘が浮いてくるようになります。

釘の腐食（錆）


　棟板金の固定に鉄釘が使用されている場合は錆の心配があります。鉄は水分によって錆が発生しやすい性質を持っており、錆びた鉄釘が釘穴を広げてしまうことで固定力が弱まり、釘が浮いてしまう状態が生じます。


　貫板の劣化・腐食


　棟板金の中には、貫板という木材が設置されています。貫板の上に棟板金を被せ、釘を打ち込むことで棟板金は固定されているのですが、貫板が腐食している場合は釘がしっかりと刺さってくれません。

　以上が棟板金の釘が浮く主な原因です。もし釘が浮いてしまっている場合は、釘を打ち直したりビスに変更してより強力な固定を行うことができます。しかし、内部の貫板が腐食している場合は釘を再度打ち直しても十分な固定力が得られないため、棟板金交換工事が必要となります。

棟板金の浮きを放置するとどうなる？

　棟板金の浮きを放置すると、以下のような被害が起こる可能性があります。

強風時の危険性が増加する


　棟板金が浮いていると風が隙間に入り込みやすくなります。特に強風時には、屋根から棟板金が捲れたり、剥がされて飛散する危険性があります。これにより、雨漏りのリスクが高まるだけでなく、金属製の部材が周囲に飛散して他の建物や車に損害を与えたり、人に当たってしまう危険性もあります。

貫板の劣化を促進させる


　貫板は経年によっても劣化していきますが、棟板金が浮いていたことで隙間から雨水が入り、貫板を腐食させていたというケースが多いです。こうなると貫板の劣化によってさらに釘の固定力が弱まり、棟板金が浮いて雨水が侵入しやすくなるという悪循環状態になります。

雨漏りのリスクが高まる


　棟板金が浮いていると雨水が内側に浸入しやすくなります。屋根の内部には防水紙というものが敷かれているためすぐには雨漏りは起こらないのですが、雨水が滞留することで次第に劣化していってしまいます。そのため棟板金の釘が浮いている場合は、最終的には室内に雨漏りが発生する原因にもなりかねません。

　棟板金の釘浮きを放置すると、棟板金の飛散や貫板の腐食、雨漏りの被害に繋がる恐れがあります。放置された期間が長いほど工事は大がかりになり、工事費用も大きくなってしまいますので、お早めの対応と定期的な点検を心掛けていただくことをオススメします！

　私たち、街の外壁塗装やさんでは無料にてお住まいの調査・お見積りを承っております。業者から棟板金の釘が浮いていると指摘された、10年以上屋根の点検をしていないという方はぜひお気軽にご相談ください！

　記事内に記載されている金額は2023年11月08日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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