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ALC外壁ではシーリングの劣化が雨漏りの原因に!必要なメンテナンスについてわかりやすく解説
更新日:2024年09月15日
高い耐久性や断熱性を持ち、なおかつ軽量な外壁材として戸建てにも多く使用されるようになってきたALCパネルですが、サイディングなどと同様に雨漏りを防ぐためのケアは欠かすことができません。
せっかくの長寿命なALCを維持していくためにも、雨漏りの原因となり得る箇所を知っておき、その異変や問題・劣化にいち早く気が付いて対策を取ることが重要となってきます。
本記事ではALC外壁の雨漏り原因となりやすいシーリング劣化をメインに解説していきたいと思いますので、ご自宅の外壁がALCだという方はぜひご参考ください!
後半では実際の雨漏り調査例も掲載しております。
ALC外壁の特徴
ALCの雨漏り原因を確認する前に、まずはALC外壁の特徴から見ていきましょう。
ALC外壁は軽量コンクリートパネルを使用して作られた外壁であり、耐久性や断熱性に優れています。
特徴として、ALC外壁には無数の気泡が含まれており、それによってコンクリートを主材としているにもかかわらず軽量な外壁材となっています(^▽^)/
この気泡は断熱性の高さにも貢献しており、詳しくはALCの特徴や構造をまとめたページでご紹介しております(*^^)v
ALC外壁はサイディングのように見た目も美しく、コンクリートを使用していることで耐候性や耐久性も非常に高いため、長寿命な外壁材として近年では戸建て住宅にも用いられるようになりました。
それ故に、ALCの特徴や雨漏り原因を知っておき、適切なメンテナンスを行うことが必要となるのです。
ALC外壁の雨漏り原因
ALC外壁の雨漏りの原因として、シーリング材の劣化や目地のひび割れが挙げられます。
ALC外壁は何枚ものパネルを張り合わせて作られるため、必ず外壁材同士の隙間が発生します。
その目地部分からの雨水浸入を防いでいるのが打たれているシーリングなのですが、劣化によってひび割れや隙間が生じると雨漏りの原因となってしまうのです(-_-;
特にALCは内側に防水シートが設置されていないため、雨水が浸入してしまうとそのまま構造部に影響が及んでしまいます。
また、ALCパネル同士の目地だけではなく、窓のサッシ周りなどのシーリングも劣化しやすいため、雨漏りのリスクが高まります。
ALC外壁のシーリング部分の雨漏り対策は?
ALC外壁の雨漏り対処方法として、シーリング材の補修や塗装のメンテナンスが挙げられます。
シーリング材が劣化している場合は、早めの補修が必要です。
劣化したシーリングを取り除いて新しくする「シーリング打ち替え工事」を定期的に行うようにしましょう(^▽^)/
その他、ALCパネル自体の劣化による亀裂なども雨漏り原因となり得ますので、定期的な外壁塗装で防水性を維持するようにしましょう。
シーリング打ち替え工事も外壁塗装も、どちらも足場の仮設を必要とするメンテナンスですので、別々よりも同時に行うことが一般的です。
相模原市緑区でALC外壁のビルの雨漏り調査
ページの序盤でALCは戸建てにも使われるようになってきているとご紹介しましたが、その耐久性の高さからビルやマンションなどの大型の建物に用いられることも多い外壁材です。
今回はそんなALC外壁のビルで雨漏りが発生したとのご相談を受け、調査をしてみると怪しい箇所の一つにシーリングの劣化が挙げられました。その様子を解説していきたいと思います。
ALCの外壁から雨漏り発生
相模原市の法人様より、自社ビルの屋上からと思われる雨漏りで困っているので原因を調査して欲しいとお声かけをいただき、現地調査にお伺いしてきました。
ビルは軽量鉄骨造のALC外壁となっており、工場などでよく見かける造りでした(^^)/
ALC外壁は非常に長持ちする外壁仕上げですが、その他のサイデイング外壁などと違って内部に二次防水層を設けておりません。
そのため、ALC同士を繋ぐコーキングが切れてしまうことが原因で直ぐに雨漏りを起こしてしまうため、メンテナンスに気を遣う外壁となっております(;´・ω・)
雨水が染みて茶色くなっていました
雨漏り箇所の近くを見ていると、腰壁部分の隙間に錆びが滴ったような跡ができていました。
このような染みは雨漏りを起こしている場所の手掛かりになるので、見落とさないように細かく確認していきます。
目視確認だけでは雨漏り箇所の特定ができるケースは少ないので、今回拝見した状態を元に散水試験(55,000円(税込)~)をご提案させていただく流れが多くなっています(^^)/
笠木裏は意外と漏れやすい場所です
笠木下も雨水の侵入を防ぐためと思われる水切りで納められていましたが、小さな隙間は毛細管現調で水を吸い上げてしまうこともあるため、怪しい箇所として扱うことが大事です。
散水調査で原因を判明させる方向性でお話を進めさせていただきました(*^^*)
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記事内に記載されている金額は2024年09月15日時点での費用となります。
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