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サービスバルコニーのFRP防水の劣化による雨漏り被害とその対策|横浜市鶴見区の実例より
更新日:2025年07月07日
はじめに:見落とされがちなサービスバルコニーの防水劣化
サービスバルコニーは、居住者の生活を支える実用スペースです。
しかし、室外機の設置や荷物置き場として使われがちな一方で、防水層の劣化には気づかれにくい部分でもあります。
特にFRP防水層の劣化は見た目では判断しづらく、放置すると雨漏りへとつながる重大な問題を引き起こします。
今回は、横浜市鶴見区で実際に撮影された住宅の例をもとに、バルコニーのFRP防水の劣化による雨漏りの実態と対処法をご紹介します。
FRP防水とは?なぜ劣化が問題になるのか
FRPとは「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)」の略称で、強度と耐久性に優れた素材です。
住宅のバルコニーや屋上防水に多く用いられており、施工のしやすさや耐摩耗性の高さから重宝されています。
ただし、FRP防水にも寿命があります。
一般的には10年〜15年が目安とされ、表面のトップコートが摩耗すると急速に劣化が進行し、最終的には防水層のひび割れや剥離から雨漏りが発生します。
劣化したFRP防水層の実態

上の写真は、FRP防水層のトップコートが完全に摩耗し、防水層自体が露出している状態を写しています。
黒ずみや白化が進行しており、紫外線や雨水の影響で防水機能が著しく低下していることがわかります。
このまま放置すると、繊維層の割れや膨れが発生し、雨水の侵入ルートが形成されてしまいます。
雨漏りにつながる具体的なサイン
1. 床面の汚れとカビ

バルコニーの隅に溜まった黒ずみや苔は、排水不良や水たまりが慢性的に起きている証拠です。
これもまた、防水層の劣化と密接に関係しています。
水はけが悪い場所では、防水層が常に水分を含み、劣化が加速します。
2. 広範囲にわたるトップコートの剥がれ

バルコニー全体にわたり白化が広がり、FRP層が所々で露出しています。
このような状態では、雨が降るたびに雨水がFRP内部に浸透してしまい、建物内部への雨漏りリスクが高まります。
3. 室内天井への雨染み

こちらはバルコニー直下にある玄関の天井部分。
FRP防水層の劣化により浸水が発生し、レール沿いを伝って雨漏りしている様子です。
すでにクロスの浮きや変色が見られ、内装にも影響が出ています。
雨漏りを防ぐための具体的対処法
FRP防水の再施工またはトップコート塗布
劣化の程度により、施工内容は異なります。
- 軽度な劣化 → トップコートの再塗布
- 中度〜重度の劣化 → 既存防水層の研磨と再防水(再防水施工)
表面的な補修ではなく、下地の状態を適切に診断し、最適な施工方法を選ぶことが重要です。
排水経路の見直しと清掃

排水口やドレン周辺の汚れ・詰まりも雨水の溜まりの原因になります。
定期的な清掃に加え、ドレンキャップの交換や防水立ち上がり部の補修も忘れずに行う必要があります。
FRP防水の劣化を防ぐためにできること
- 定期点検の実施(最低5年ごと)
- トップコートの定期塗り替え(7〜10年目安)
- 重い物の設置を避ける(表面の摩耗を防止)
- 排水経路のチェックと清掃
防水層のメンテナンスは、雨漏りを防ぐ最も重要な予防策です。
住宅の長寿命化と快適な住環境を維持するためにも、バルコニーの防水は定期的に見直しましょう。
まとめ:サービスバルコニーの劣化は放置せず、早めの対応を
サービスバルコニーは住まいの一部として重要な役割を果たしていますが、使用頻度が高くない分、劣化の発見が遅れがちです。
特にFRP防水は、表面のトップコートが命ともいえる存在です。
その劣化を放置することで、雨漏りや構造部の腐食といった深刻な被害につながります。
横浜市鶴見区のように、降雨や湿気の多い地域では特に注意が必要です。
街の屋根やさんでは、FRP防水の点検・補修から雨漏り修理まで一貫して対応可能です。
「最近バルコニーの色がくすんできた」「汚れが気になる」そんな時は、お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年07月07日時点での費用となります。
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