更新日：2019年09月13日

横浜市都筑区茅ヶ崎南にお住まいのO様より、築10年以上経過したのでそろそろ屋根のメンテナンスを考えているとの事がきっかけで、塗装の為の点検調査依頼を頂きました。

外観はくし引き仕上げのモルタルで意匠性が高い建物でした。外壁はまだそこまで汚れがない状態でしたが、屋根は普段見えないので余計にきになるとの事です。

 

 

6寸急勾配のメリットも薄れた防水性能が失われた化粧スレート

 

元々屋根がグレーなので分かりにくいのですが、全体的に撥水効果が落ちてきている化粧スレート屋根は、雨水を吸って苔が繁殖し屋根全体が黒ずんでしまっています。

急勾配屋根のメリットとして、雨水が屋根に留まりにくく苔などが繁殖がしにくい事がありますが、10年に一度のメンテナンスが推奨されている屋根材に保護が薄れてくると、汚れが繁殖しやすくなってしまいます。全体的に雨水の通り道が出来上がっており、その跡が白く削れているのが確認できます(写真右)。

 

化粧スレートにクラックや苔が多く確認できてきたらメンテナンスが必要です

 

写真の様に化粧スレートにクラック(ひび割れ)や苔が多く確認できてきたら、塗り替えのサインです。雨水を吸い込みすぎた化粧スレート屋根は脆くなりクラックが出やすくなり、反ったりして塗装工事をしても無意味になってしまうようになり得ます。そうならない様に、定期的なメンテナンスが必要です。

あまりに傷みが進むと塗装工事ではおさまらなくなり、早期に屋根工事であるカバー工事や葺き替え工事などしか選択肢が無くなる事があります。

予算も大きくみなくてはならなくなるために、築年数が10年を過ぎましたら一度外壁を含めた塗装でのメンテナンスがお勧めです。

　記事内に記載されている金額は2019年09月13日時点での費用となります。
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