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    更新日 : 2024年03月08日

    更新日 : 2024年03月08日

    瓦屋根のメンテナンス・塗装方法を紹介|瓦の種類によって必要なメンテナンスが異なります

    瓦屋根のメンテナンスと塗装時の注意点をチェック

     現在、日本国内で最も多く採用されている屋根材は「スレート」ですが、日本人に古くから愛されてきた「瓦屋根」もまだまだ人気があります。
     地震大国であるがゆえ、屋根・住宅の軽量化や耐震性の向上が優先されるようになった日本ですが、どうしても瓦に愛着があるといった方も多いのではないでしょうか。
     高い耐久性を誇るがゆえにメンテナンスが必要ないと思われがちな瓦屋根ですが、実際には定期的なメンテナンスが欠かせません。

     こちらの記事では、瓦屋根の種類やメンテナンス方法をお伝えします。

    【動画で確認「瓦の塗装と注意点」】
    長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。

    動画で見たいという方は是非ご覧ください!

    瓦の種類は主に3つ

     「瓦」という言葉を聞いた時、頭に思い浮かぶのはどんな瓦でしょうか?ほとんどの方が、瓦割りなどに使われる波型で灰色の瓦を連想されると思います。実際の屋根にも、皆さんが思い浮かべた通りの形状をした瓦が使われますが、数が多くなった洋風住宅にマッチする洋瓦、セメントやコンクリート製の瓦など、いくつも種類があるのです。
    通常の瓦は断熱性・遮音性に優れた人気の高い屋根材
     また、瓦の形に似た金属系の屋根材もあります。ただ、通常は「瓦」と言えば、断熱性と遮音性を持たせるための厚みや、高耐久と重厚感も兼ね備えた屋根材です。
     それでは、原材料もメンテナンスも異なる3つの瓦について、ひとつずつ見ていきましょう。
    スレート屋根材の塗装方法はこちら
    鉄部の塗装方法はこちら

    1.粘土瓦

     粘土瓦には、日本では昔からお馴染みの「日本瓦」や、年数の経過とともに味わいのある色に変化する「いぶし瓦」、発色が綺麗な「釉薬瓦」などがあります。また、洋風のデザインがおしゃれで注文住宅でも人気がある「スペイン(スパニッシュ)瓦」も粘土瓦です
    粘土瓦_いぶし瓦

     瓦をつくる工程の最後で“燻(いぶ)す”ことから「いぶし瓦」と言います。渋い灰色が魅力です。

    粘土瓦_釉薬瓦

     釉薬(ゆうやく・うわぐすり)で起こる化学反応により発色する「釉薬瓦」。艶のある表面で水が染みづらく耐久性があります。

    粘土瓦_スペイン瓦
     ひとつひとつの色味が異なり、グラデーションのように独特な雰囲気になるのが「スパニッシュ瓦」です。彩があって明るい気分になる色味をしています。施工直後こそ発色が綺麗ですが、年数が経つと色が落ち着いた印象となっていきます。

     これらは、粘土を焼き上げて形成された瓦で陶器のような表面になります。雨水が吸収されないため、そのままでも防水性があります。塗装をしなくてもいいため「メンテナンスフリー」と言われている瓦なのです。

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    2. セメント瓦

    セメント瓦

     セメントと砂を混ぜて人工的に瓦の形にして作ったのが「セメント瓦」です。粘土瓦と比べて大量生産できて安いことで流行った時期もありました。

    経年で塗膜が劣化し吸水で耐久性が低下した瓦

     また、セメント瓦を「厚形スレート」ということもあります。これは、スレート屋根がセメントを原料としていることが背景にあるからです。
     セメント瓦は顔料を練り込む、もしくは成型した後に塗装で仕上げて塗膜を作って防水性を保っています。そのため、年月とともに塗膜は衰え、いずれ吸水して耐久性が悪くなります。考え方としてはスレート屋根材と同じように、塗装メンテナンスは定期的に行う必要があります。

    チョーキング現象が見られる窯業系サイディング

     セメント瓦はかつて耐久性を高めるためにアスベストを含有させていました。アスベストは中皮腫や肺がんなど体への影響があることから、セメント瓦は今ではほぼつくられていません。そのため、セメント瓦に割れが起こった場合、代わりとなる瓦を探すことは難しいです。セメント瓦のメンテナンスは、多くの場合、葺き替え工事となっています。
     
    また、現在の多くのご家庭で選ばれている外壁材「窯業系サイディング」もセメント系です。セメント瓦同様に、塗膜が劣化することで防水性が落ち、水を吸って傷んでしまう建材です。顔料が出て粉っぽくなる「チョーキング現象」が起これば塗膜の劣化サインですから、外壁塗装が必要なタイミングになります。

    チョーキング現象とは?
    窯業系サイディングの特徴・塗装方法はこちら

    3.乾式コンクリート瓦

    乾式コンクリート瓦
    乾式コンクリート瓦の構造

     乾式コンクリート瓦はセメント・骨材・水を混合して作る瓦です。セメント瓦と同様に塗料で塗膜を作って防水性を高める必要があります。
     乾式コンクリート瓦はセメント瓦と似ていますが、特徴に違いがあります。乾式コンクリート瓦には「スラリー層」と言われる表面の処理が施されています。コンクリートと同質の無機質着色剤を厚み2~3㎜ほどで塗り、さらにクリアー塗装をします。スラリー層があるため、防水性があり、耐久性もセメント瓦と比べて高いと言われています。

    乾式コンクリート瓦は葺き替え工事のメンテナンスがほとんど

     そして、セメント瓦と異なる点が石綿(アスベスト)は使われていない点です。健康を害するリスクがない屋根材と言えるでしょう。
     また、乾式コンクリート瓦は、モニエル瓦やスカンジア瓦、パラマウント瓦などメーカーによって呼称がいくつかあります。ただ、乾式コンクリート瓦は現在製造がまったく行われていません。「雨漏りが起こって補修したい」と思っても交換ができないため、通常は葺き替え工事を行います。

    瓦屋根に欠かせないメンテナンス方法をご紹介
     耐用年数25~30年程度のスレート屋根材と比べると、瓦はどれも長寿です。特に粘土瓦は50年超で、セメント瓦や乾式コンクリート瓦でも30~40年程度も使うことができる耐用年数の長い屋根材なのです。
    各屋根材の耐用年数
     この「耐用年数の長さ」「メンテナンスをしなくてもいい」という誤解を生んでいるかもしれませんが、瓦は傷むこともありますし、状況に応じたメンテナンスをしなければ雨漏りリスクもあるのです。
     次に、瓦のメンテナンスについて見ていきましょう。

    1. 瓦の差し替え

    瞬間的な衝撃を受けて割れた瓦

     厚みのある瓦は、日常的な雨水はもちろん、強風・台風からも家を守ってくれる頑丈な屋根材です。ただ、台風などで何かが飛んでくるなどの強い衝撃を受けた場合、破損する恐れもあります。ほかの屋根材と同様に、瓦の下にも雨漏りを防ぐための防水紙(ルーフィングシート)が敷かれています。瓦屋根が一部割れた場合、そのままでは防水紙が傷んでしまいます。破損した瓦は、早く補修しなければなりません。

    防水紙が剥き出しの屋根
    屋根材で防水紙を保護した屋根
     割れた瓦を差し替える工事は、そんなに難易度は高くありません。ただ、同じ瓦があるかどうかが問題です。同じのが見つからないケースでは、部分的に色が違うことも起こります。また、セメント瓦・乾式コンクリート瓦は、そもそも似ている瓦さえ見つけられないかもしれません。

    2. 漆喰詰め直し

    経年で剥がれた漆喰

     瓦は固定のために棟瓦と平瓦の間に「漆喰」を詰めています。ただ、自然素材の漆喰は年数の経過とともにひび割れが起こって剥がれが見られることもあります。雨水の浸入を許している状況のため、雨漏りも起こりやすくなっています。10年ほどで補修を繰り返すことが大事です。瓦の寿命は長いですが、漆喰は短めの寿命なので劣化したときはもちろん、定期的なメンテナンスが必要です。

    剥がれた漆喰は雨漏りを起こす危険がある
    漆喰は10年程度で補修を繰り返す必要性がある
    漆喰のメンテナンスサイクル目安
     また、漆喰のメンテナンスには、「詰め直し」のほか、既存の漆喰に新しい漆喰を塗っていく「詰め増し」もあります。ただ、劣化している漆喰の上から塗り重ねる状態になると、旧漆喰と一緒に剥落することも考えられます。今後のことも考えると、いったん漆喰を取り払ってから塗る「詰め直し」が安心です。

    3. 棟瓦の取り直し

    湾曲し崩壊した棟

     棟瓦とは、屋根頂部に積み上げられています。通常、この棟は直線なのですが、「漆喰が劣化した」「地震で揺れた」ことが原因で湾曲、崩れることもあります。棟瓦は本来平瓦の固定と雨の浸入を防ぐ役割があるため、平瓦が落ちるリスク、一層雨漏りのリスクが高まります。

    一度崩し積み直す必要がある曲がった棟
    耐震耐風性能の高いガイドライン工法での補修
     また、棟が湾曲しているケースは、漆喰を詰め直すなどの補修では改善が難しいです。いったん棟を崩したうえで積み直す必要があります。棟瓦は風の影響を受けやすい箇所のため、耐震耐風性能の高いガイドライン工法で補修を行うとこの先も安心感が高まります。

    4.瓦屋根の葺き直し

    穴の開いた下葺き材
     瓦はもちろん、ほかの屋根材にも言えることですが、雨漏りが起こらないように最後の砦となっているのが防水紙の存在です。瓦のように長寿の屋根材を使っても防水紙が傷んでいれば雨漏りが起こります。ただ、防水紙は20年前後程度の耐用年数しかありません。つまり、瓦屋根自体は50年も長い耐用年数でありながら、防水紙を交換するために葺き直す必要があるのです。
    雨漏りを防ぐ防水紙
    定期的な瓦・防水紙の葺き直し
    防水紙の耐用年数
     瓦の葺き直しは、既存瓦をいったん取り外して防水紙の交換、再び瓦を敷いていく工事です。ほかの屋根材を新たに敷く葺き替え工事と比べると、既存の瓦を使えるのでコストはおさえることができます。また、ラバーロック工法で施工している瓦の場合、瓦を1枚ずつ接着しているため、コーキング材を剥がすのが手間となります。工期も長くなるため、葺き直しではなく、葺き替え工事も選択肢になるでしょう。

    5.屋根塗装

    粘土瓦の経年による色の変化

     セメント瓦や乾式コンクリート瓦は塗膜の防水性を復活させるために苔の付着などもあり、屋根塗装のメンテナンスが必要ですが粘土瓦は塗装がいりません。実は、粘土瓦の色褪せを改善できる塗料もあります。しかし、塗料の施工が正しく行われず密着できない場合、塗膜が剥離する施工不良が起こり、逆に残念な見た目になります。粘土瓦は、経年による自然な色の変化を楽しむといいかもしれません。

    セメント瓦・乾式コンクリート瓦は瓦自体が吸水し劣化するため塗装が必要不可欠

     セメント瓦と乾式コンクリート瓦は、瓦の吸水で劣化します。塗膜を守るには、10~15年ほどを目安として塗装しましょう。とは言え、セメント瓦と乾式コンクリート瓦に適した塗装があります。セメント瓦か、乾式コンクリート瓦か見極めることができ、なおかつそれぞれに合った最適な塗装ができる優良業者を選ぶことが大事です。

    セメント瓦・乾式コンクリート瓦の塗装方法に注意点
    瓦の種類・特徴を見極め塗装が行える業者を選定
    セメント瓦・乾式コンクリート瓦のメンテナンスサイクル目安
    屋根塗装プランはこちら

    6. 屋根葺き替え

    雨漏り、屋根の軽量化、下地の劣化が著しい等で屋根材を変更する際は葺き替え工事

     屋根葺き替えとは、既存の屋根材を撤去、新しい屋根材を葺いていくことです。

    • ・雨漏りが起こっている
    • ・屋根を軽量化したい
    • ・下地がかなり劣化しているかもしれない
    • ・瓦の葺き直しができない状況だ

     などの場合、葺き替え工事のメンテナンスとなります。葺き替えでは防水紙はもちろん、野地板や桟木など下地も一新できます。屋根全体が新しくなるため、今後20年程度は問題なく生活できるかと思います。

    屋根下地(野地板・防水紙・桟木)をまとめて補修
    屋根瓦施工の様子

     これまで瓦屋根に愛着を持っていた方にとっては、葺き替えをして別の屋根材になるのは残念だという気持ちになるかもしれません。そこで、瓦屋根の重厚感などを再現できる「ルーガ雅」「ルーガ鉄平」「ローマン」「クラシックタイル」などのハイブリッド瓦もおすすめできます。
     セメント瓦のルーガは、グラッサコートによって色褪せや劣化を防ぎます。工事費用はそれなりにかかるため、高いと感じるかもしれません。しかし、今後の耐久性などを考えると極端に高いわけでもないでしょう。また、これらの4種類の屋根材はカバー工法もできます。

    ルーガ雅
    ルーガ鉄平
    ローマン
    クラシックタイル

     また、葺き直し工事、葺き替え工事のどちらにしても、作業するには足場仮設をします。せっかくの機会ですから、外壁塗装も同時に行うことがおすすめです。

    足場仮設のお得な活用方法はこちら
    瓦を塗装する際の注意点

     前述したように、セメント瓦と乾式コンクリート瓦は、塗装によって屋根材を保護する必要があります。ところが、これらの瓦は似ているように異なる屋根材です。塗装をするときは、「どちらの瓦なのか」をしっかりと見極め、それぞれに合った塗装をすることが大事です。

    2種類の瓦の異なる屋根塗装の注意点

    〇セメント瓦の適切な塗装とは
    セメント瓦塗装の注意点
    塗膜の劣化で雨水を吸水して瓦のカルシウム成分が流出、表面がざらざらとし割れやすくなるセメント瓦

     セメント瓦は経年によって塗膜が劣化し、だんだん雨水を吸水するようになります。そのうち瓦内のカルシウムが流出し、ザラザラした表面となり割れるリスクが高まります。
     注意したいのは、劣化してダメージのある瓦には塗装しても元通りになりません。つまり、瓦が回復不可能なほどに劣化する前に塗装メンテナンスを行うことがポイントです。瓦の寿命を左右するのは、「早めのメンテナンス」と言えるでしょう。

     セメント瓦を塗装するときの工程は、一般的な屋根塗装と同様です。ザラザラが目立つ瓦の場合、下塗り時に凹凸を埋めるためにシーラーではなくフィラーを選びます。もし、フィラーを一回塗ってもザラザラしているときは、2回、3回と塗り重ねていきます。

    ざらつきが見られるセメント瓦の塗装
    1回でセメント瓦表面の凸凹が埋まらない場合の塗装
    塗装の工程についてはこちら

    点検・お見積りは街の外壁塗装やさんへ


    〇乾式コンクリート瓦の適切な塗装とは
    乾式コンクリート瓦の塗装
    スラリー層の撤去が難しい為、以前「塗装できない」とも言われたモニエル瓦等

     乾式コンクリート瓦の塗装のポイントは「スラリー層」です。瓦が劣化するのを防いでくれるスラリー層は、実は塗装において難易度を高める存在です。
     スラリー層は塗膜を保護している層ですから、塗装時にはいったん除去しなければなりません。なぜなら、スラリー層の上に塗装をすると塗膜が剥がれるかもしれないからです。しかしながら、スラリー層は取り除くのがかなり厄介です。その難易度の高さから、昔は「塗装できない」という塗装業者もいました。

     今では、スラリー洋瓦用シーラー(水谷ペイント)、ハイルーフマイルドシリコン/フッソ(大同塗料)といった、スラリー層を密着させられる塗料も開発されています。つまり、乾式コンクリート瓦の塗装で重要なポイントは、適切な塗料選びとも言えるでしょう。

     セメント瓦と同じ塗装工程ですが、スラリー層の除去のために高圧洗浄などに時間がかかります。結果的に、工期は長引く可能性もあるでしょう。

    スラリー層をしっかりと取り除く塗装方法
    スラリー層の状態に合わせた塗料の選定

    セメント瓦と乾式コンクリート瓦はどうやって見分ける?

     「セメント瓦」と「乾式コンクリート瓦」はとても似ている形の瓦で、一見、どちらがどちらか分かりにくいです。実は違いのポイントを知っておくと、見分け方はそんなに難しいことでもないのです。
    セメント瓦の見分け方

     セメント瓦の特徴は、横から見たときの“木口部分”がツルツルしていることです。また、瓦の裏面には布目模様があって、カッターを使うと傷になります。

    乾式コンクリート瓦の見分け方

     乾式コンクリート瓦は、横から見たときの“木口部分”は凹凸しているような印象を受けます。ツルツルのセメント瓦との違いがはっきりしていて分かりやすいでしょう。裏面にメーカー名が記載されているのも特徴です。
     また、乾式コンクリート瓦は触れたときに粉が目立ちます。高圧洗浄をしても粉っぽいときは、洗浄が足りない証です。ただ、高圧洗浄時、瓦に付着している汚れが周囲に飛び散るとご近所とのトラブルに発展するリスクもあります。乾式コンクリート瓦の性質を理解して塗装できる業者への依頼もポイントとなるでしょう。

    セメント瓦・モニエル瓦をもっと詳しく

    瓦屋根のメンテナンスの際は、外壁塗装も併せて行うことがおすすめです

     数ある屋根材のなかでも“瓦屋根”は耐用年数が長いです。長い期間、お住まいを守ってくれる屋根材ですが、そのためには状況に合ったメンテナンスが欠かせません。瓦の補修と言っても「漆喰を部分的に補修する」「傷んだ瓦を1枚差し替える」というケースなら、大掛かりな足場を仮設せずとも対応してもらえることが多いです。
    足場仮設は一回当たり15~20万円
     お伝えしたように「漆喰の詰め直し時期」「防水紙交換のために瓦の葺き直しをする」「セメント瓦や乾式コンクリート瓦の塗装」など、全体的なメンテナンスのときは足場仮設をするケースが多いです。ところが足場仮設は1回につき15~20万円と大きな出費です。そこで、負担を軽減するには「瓦のメンテナンス」「外壁塗装」を一緒にやることをおすすめしています。たとえば、棟の漆喰部分のメンテナンスサイクルの目安は約10年に1度。外壁塗装のタイミングとも近いからです。
    瓦屋根の補修と外壁塗装を別々に行った場合費用は工事の度に発生
    瓦屋根の補修と外壁塗装をまとめた場合足場の費用は1回

     街の外壁塗装やさんは、お住まいの外壁メンテナンスだけでなく、屋根材についてもご相談をお受けしています。住まいを守るためには、全体的な状況を点検しながら、建材の種類や特徴を理解したメンテナンスがかかせません。街の外壁塗装やさんでは、お客様のお住まいをまずは点検。状況を考慮したうえで、最適なメンテナンスを提案できるようにしています。

     屋根に起こった雨漏りを放置していると、外壁材の内側へと浸透、それが外壁材の膨れ・剥離を起こすリスクも高まります。屋根をメンテナンスするときは、外壁も一緒に行うことで、気づけなかったダメージにも気づくことがあります。街の外壁塗装やさんでは、外壁をはじめ、屋根材に関しても、全体的な観点で点検や補修を行っています。住まいのことで気になる点があれば、お気軽にお問い合わせください。

    お住まい全体点検・お見積りは無料にて承っている街の外壁塗装やさん
    ここまでやります!お住まい無料点検

    瓦屋根のメンテナンスと塗装時の注意点のまとめ
    • ・瓦屋根の種類はいくつかあり、特徴はもちろん、行うべきメンテナンス内容も異なります。瓦屋根はスレート屋根や金属屋根よりも寿命が長く、適切にメンテナンスを続けられれば30年以上も住まいを守ってくれる長寿の屋根材です。

    • ・高耐久の瓦屋根ですが、漆喰や防水紙は定期的な補修が必要です。また、悪天候で瓦が割れることもあり、その都度、補修しなければ雨漏りのリスクが高まります。

    • ・粘土瓦は陶器のように防水性が高く塗装いらずですが、セメント瓦や乾式コンクリート瓦は塗膜によって防水性を保っています。いずれ吸水で劣化するため、瓦自体の補修だけでなく、塗装も必要です

    • ・経年で劣化すると凸凹した表面になるセメント瓦はフィラーで凹凸をなくして平らにして塗装をします

    • ・乾式コンクリート瓦にはスラリー層がありますが、塗装前にはしっかりと取り除くことが大事です。しかも、下地に適した塗料を選ばないと塗膜が剥がれる恐れもあります

    • ・長い寿命を持つ瓦屋根ですが、メンテナンスがいらないわけではありません。全体的なメンテナンスの場合、足場仮設が必要なケースも多いです。足場はそれなりに大きい出費ですから、外壁塗装も一緒にやりましょう。長い視点で考えると支出をおさえることにつながります

    • ・瓦屋根が傷んだことが原因で雨漏りを引き起こし、それが外壁剥離をもたらすこともあります。外装メンテナンスでは、屋根だけでなく外壁もあわせて行い、状況に合わせた最適な提案をしてくれる塗装業者を選びましょう

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