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    更新日 : 2024年05月17日

    更新日 : 2024年05月17日

    【2023年最新】火災保険で屋根・外壁の修理をする方法

    火災保険を活用して屋根や外壁を補修する方法

     生活しているお住まいに何かあったときのために備えた火災保険は、火災の他にもさまざまな損害に対応可能です。たとえば台風や雹、積雪による自然災害で被害を受けた外壁や屋根の修理も、実費を抑えつつ元通りに修復できます

     「経済的な負担が心配で修理を躊躇っている」

     「火災保険の手続き方法が不明瞭」

     といった悩みを抱える方々に向けて、火災保険の特性や適切な使い方について丁寧に説明します。これから火災保険の利用を考えている方や既に加入している方も、ぜひ参考にしてください。

    【動画で確認「火災保険」】
    長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。

    動画で見たいという方は是非ご覧ください!
    【動画で確認「プロが解説!火災保険を上手に活用した屋根復旧工事や外壁塗装」】

    火災保険ってどんな保険?

     火災保険は損害保険の一種です。建物や家財に損害が生じた場合に「原状回復」を目的とした修理や工事費用を補填するために保険金が支払われます。補償内容は、火災以外にも、落雷、風災、雪災、水災、雹災、爆発、空き巣や盗難など多岐に渡ります。

     これらの補償内容は保険加入の際に契約者が選択する契約内容によって異なるものです。家財補償に加入している場合は、雨漏りが室内にまで及び電化製品などの家財に被害が及んだケースも補償対象になります。台風の影響で窓ガラスが割れた場合には、風災の補償に加入していなければ補償対象外となってしまいます。火災保険に加入する際には、どのような自然災害までカバーしているのか、オプションをつける必要があるのかなど、予め補償内容を理解した上で契約することがポイントです。

     また、保険会社によっても補償内容には違いが見られます。保険会社を選択する際には何社かを比較検討した上で加入しましょう。

     地震の際に被害が生じた場合は、火災保険は適用にならない点にも注意しましょう。地震の場合は地震保険に加入していなければ補償が受けられません。混同しやすいので、火災保険・地震保険、それぞれの補償内容をよく確認した上で加入すると良いでしょう。

    火災保険はお住まいの様々な自然災害からの原状回復に活用できます

     火災保険の補償内容は、「原状回復」が原則です。あくまでも、被害に遭う前の状態に戻すことが目的ですので、機能向上の工事を行っても、その分の費用は補償対象とはなりません。補償内容に含まれるのは、修理に必要な資材、工事費用(撤去・処分含む)、足場仮設などです。

     例えば、次の写真のように台風で雨樋が破損した場合、破損した雨樋の交換に掛かる工事一式(資材、工事費用、足場仮設)が補償対象となります。この際、形状変更や落ち葉除けネットなど被災前と異なる状態にする工事は補償外となります。

    台風によって破損した雨樋
    原状を復旧させるために必要な費用は火災保険で補償される
    火災被災前と異なる状態にすると保険で補償されない
     
     

    ○特例が認められるケース


     ただし、特例が認められるケースもあります。交換前の資材が製造中止となっている場合は、それに代わる雨樋の設置が可能です。つまり、破損箇所が一部であっても、その雨樋が廃盤となっている場合は一部分だけの交換はできないため、全交換の申請が可能となるのです。

     また、原状回復のための工事と同時に、破損箇所とは関係のないリフォームや機能向上のための工事を依頼したとしても、その分は補償対象外となり、自己負担になることを覚えておきましょう。

    破損した雨樋が廃盤になっている場合も火災保険で補償されます

    火災保険補修事例_台風等の風災
    ①棟板金交換 ―台風被害
    before
    棟板金交換工事施工前
    horizontal
    after
    棟板金交換工事施工後
    台風によって破損した棟板金

     こちらは、台風の際に棟板金が捲れてしまった事例です。現場を確認したところ、棟板金が捲れ上がり、下地の貫板が剥き出しになっていました。棟板金とは、スレート屋根や金属屋根の頂点に位置にする部材です。屋根材の隙間から雨水が侵入するのを防ぐ役割があります。

     築10年ほど経過すると棟板金を固定している釘が抜けてしまったり、下地の貫板が劣化してしまうケースが多く見られます。こちらのお住まいは築年数が経ち、棟板金自体の劣化も進んで錆が広がっている状態でした。そのような状態で台風による影響を受け、強風に耐えられなくなった棟板金が捲れ上がってしまったのです。

    棟板金を固定する釘
    劣化した貫板
     築年数が経過して釘が緩み、棟板金が浮き上がったり、釘が抜けて棟板金が捲れ上がったりすると、その下の貫板や防水シートの隙間から雨水が浸み込み、雨漏りに繋がってしまいます。台風などの自然災害にも耐えられるよう、棟板金を含めた屋根の点検は定期的に行い、早めの補修を心掛けましょう。
     こちらのお住まいのように、棟板金の破損や捲れなどは台風や突風、強風などの影響によるものが大きいため、火災保険が適用になるケースが多く見られます。 
    屋根材に開いている釘穴をシーリング材で穴塞ぎ
    新たに貫板と棟板金を取り付け

     こちらのお住まいは、棟板金と貫板の交換工事となりました。これまでは劣化しやすい鉄製の釘が使用されていましたが、今回新しい棟板金を固定する釘は、錆びにくく固定力の強いステンレス製のビスです。下地の貫板は木製の貫板から、腐食せず耐久性に優れたプラスチック樹脂製の貫板へと交換しています。木製の古い貫板を取り除き、屋根材に開いていた釘穴をシーリング材で埋めてから、新しい貫板と棟板金の設置工事を行いました。

    棟板金に固定するステンレス製のビス
    プラスチック樹脂製貫板
    火災保険補修事例_雪害
    ②雨樋交換 ―雪害
    before
    雨樋交換工事施工前
    horizontal
    after
    雨樋交換工事施工後
    破損し落下してしまった雨樋
    雪害により破損した雨樋

     こちらは大雪の際に雪の重さで雨樋が破損し、落下してしまった事例です。雨樋は雨水が軒先や外壁などをつたって建物自体が劣化・腐食することを防いだり、建物の周りの地面が雨だれによって軟弱になるのを防いだりするために設置されます。屋根や外壁より外側に設置されるため、強風や積雪などの影響を直接受けやすい箇所と言えるでしょう。

    雨樋交換工事の足場仮設

     今回は、広範囲に渡って雨樋の破損が確認されましたので、建物全体に足場を仮設した雨樋交換工事となりました。大雪被害による破損と認定され、火災保険を活用した工事が実現しています。

    外壁塗装について詳しくはこちら
     
     
    ポリカ製金具を付けた雨樋
    角樋の雨樋
    火災保険補修事例_雹害
    ④雨樋交換、バルコニーのトップコート・タイル交換、網戸交換+外壁塗装 ―雹害
    before
    雹害による雨樋交換工事施工前
    horizontal
    after
    雹害による雨樋交換工事施工後
    雹害により破損した雨樋の家屋
    雹害により破損した雨樋のズーム
     こちらは雹によって、雨樋・バルコニー・タイル・網戸・外壁などお住まいの至るところに被害が及び、交換や塗装工事となった事例です。雹とは、5mm以上の氷の粒のことです。主に春や秋に多く見られ、中にはゴルフや野球のボールほどの大きさに成長することもあり、農作物や建物などに大きな被害を及ぼします。
    雹災の爪痕が残るプラスチックタイル
    雹災の爪痕が残るプラスチックタイルのズーム

     こちらのお住まいのケースでは、雹害として次の工事が保険認定されました。

    ・雨樋の交換及び塗装

    ・網戸の交換

    ・外壁塗装(高圧洗浄含む)

    ・バルコニーのトップコート塗装

    ・バルコニーのトップコート塗装

    ・バルコニーのタイル交換

    ・足場仮設

     ただし、機能性や耐久性を向上させるための工事や、被害のなかった外壁の目地などは自費負担となります。それぞれの被害と補修内容を見ていきましょう。

     写真にあるように、雨樋には大きな穴が開き、バルコニーのタイルも全体にいくつもの穴が開いています。破損した部分の雨樋を交換し、全体を塗装し直しました。穴の開いたバルコニーのタイルも交換しています。

    窯業系サイディングについた雹痕

     また、写真のように外壁にまで雹痕がついてしまいました。こちらのお住まいは築年数が浅く、塗膜にも傷が確認できたため、補修として塗装工事を保険申請しています。火災保険の補償対象として塗装が認定されるかどうかは、築年数によって異なります。今回のように雹による被害が明確な場合は、鑑定人のチェックが入ったとしても、認定される確率は高くなると予想されます。築年数の経過しているお住まいの場合でも審査が通ることがありますので、お悩みの方は、私たち「街の外壁塗装やさん」に一度ご相談ください。

    火災保険で補修を行った雨樋
    火災保険で補修を行った網戸

     次に、破れた網戸を交換しました。 一般的に、網戸の交換は4~5年に一度程度が推奨されていますが、劣化が見られなければそれ以上使用することもできます。今回は築年数が浅く、雹害による被害と認定されたため、補償対象となっています。

     一見、見落としがちなところですが、雹害による被害は広範囲に及ぶケースが多いため、家の周りをよく確認してから、漏れのないよう保険申請するようにしましょう。

    高圧洗浄で外壁をきれいに
    目地シーリングをオートンイクシードで打替え補修

     次に、外壁塗装です。窯業系サイディングについた雹痕が至るところに確認できたため、塗装工事となりました。まずは、塗装の前に高圧洗浄で表面の汚れを洗い流す作業です。外壁塗装を行う際には、この高圧洗浄を必ず行い、しっかり乾燥させてから塗装工程に入ります。

     目地部分は雹害を受けていないため、自費負担となる作業です。今回は、耐久性・耐候性に優れた「オートンイクシード」というシーリング材を使用します。これまでよりも長寿命が期待できます。

    高耐久シーリング材オートンイクシードについて
     
     
    外壁塗装中塗り
    外壁塗装上塗り
     外壁塗装工事に使用した塗料は日本ペイントのラジカル制御形塗料のパーフェクトトップです(色番号:ND-280)。火災保険で補修する際には旧塗膜の復旧に相当な塗料を使用するのですが、塗装歴がない等の場合は一般的に使用されているグレードの塗料費用で申請となります。だからと言って火災保険で申請した通りに、その塗料で塗装しなくてはいけないという事ではありません。差額のみの自己負担でフッ素や無機といった超高耐久の塗料に変更することも出来ます。
    塗料の種類と特徴
     
     
    雹の被害を受けた雨樋も再塗装
    雹痕が残っていたバルコニーの防水層も再塗装

     バルコニーはトップコートを塗装し直し、最後に割れたタイルの交換で工事完了となりました。 

    バルコニー防水層再塗装完了
    雹害により破損したタイルも火災保険で補償

     今回のお住まいは外壁塗装工事となりましたが、被害状況によっては、外壁材そのものの張り替えが必要なこともあります。その際には、もちろん火災保険の申請ができますので、申請漏れが無いよう、お住まい全体の点検をプロの業者に依頼すると良いでしょう。

     私たち「街の外壁塗装やさん」では、随時、無料の点検とお見積りを承っております。定期的な点検・修理に限らず、台風や強風などの自然災害時に被災した屋根や外壁のチェックも行っておりますので、お心当たりのある方は是非ともご連絡ください!

    外壁材について詳しくはこちら

    点検・お見積りは街の外壁塗装やさんへ

    軒天(のきてん)の剥がれ
    庇(ひさし)の破損
    捲れ・ズレ・落下してしまった瓦屋根
    棟瓦の倒壊
    金属屋根、スレート屋根の割れ・捲れ
    ベランダ屋根の破損・倒壊

     また、上記以外にも、住宅に付属する設備としてカーポート、門、塀、ガレージ、物置などが火災保険の補償対象となり得ます。いずれも建物の外にあるため、対象外と思われる方もいらっしゃいますが、自然災害の被害を受けやすいものばかりです。ご自身が加入している保険によっては対象外となる場合もありますので、詳しくは保険内容をよく確認し、分からなければ保険会社に問い合わせてみると良いでしょう。

    カーポートは住宅に付帯し設けられている付属物として火災保険を適用できます

     カーポートの屋根材に多く使用されている素材には、塩化ビニルやガラスネットがありますが、自然災害の影響を受けやすい素材と言えます。被害を受けた場合は、耐久性の高いポリカーボネート製の屋根材を選ばれる方が多く見られます。保険適用となるのは従来の素材と同等のものですから、差額は自費負担となります。

    破損した屋根材も火災保険と自己負担で以前より耐久性の優れたものへ変更

     このカーポートについては、保険適用となる屋根・外壁工事を行う際に足場仮設の妨げとなる場合は、屋根材の取り外し・取り付け費用も合わせて保険申請することができますので覚えておきましょう。

     
     

    火災保険の利用どうしたらいいの?

     火災保険に加入している方は多いですが、実際に火災以外で保険金請求ができることを知らない方はまだまだいらっしゃいます。ここからは、火災保険の利用方法や申請に必要な書類、利用する際の注意点、保険申請から受給までの流れなどを解説します。保険申請には期限も設けられていますので、請求漏れのないように上手く火災保険を活用しましょう

    ○1.自然災害で被害を受けたら、保険会社と施工会社に連絡しましょう!

    亀裂の入った外壁と傾いた家屋

    「台風でトタン屋根が捲れ上がり飛んでしまった」

    「大雪が降り、雪の重さで雨樋が壊れてしまった」

     自然災害はいつ起こるか分かりません。台風に限らず、近年の異常気象による豪雨や強風の被害にも注意が必要です。

     自然災害で被害を受けたら、まずはご加入されている火災保険の保険会社に連絡しましょう。次に、点検と補修工事を依頼する施工会社に連絡することをおすすめします。

    保険会社に伝える上で大切なことは「いつ」「どこが」「どのような被害を受けたのか?」ということ
    火災保険を利用するにあたって必要な書類

     「③保険請求者の本人確認書類」は、保険会社により必要な書類が異なりますので、確認の上、市役所等で取得しましょう。マイナンバーカードをお持ちの方は、コンビニのコピー機でのプリントアウトも可能です。「④建物登記簿謄本」は、最寄りの法務局で取得できます。残りの「⑤修理見積書」と「⑥被害箇所の写真」の2点に関しては、工事を依頼する施工会社に作成を依頼しましょう。施工会社に連絡する際は、火災保険申請する旨を伝えると円滑に進められます。また、火災保険申請経験のある業者であれば、よりスムーズに進められ、的確なアドバイスも貰えるでしょう。

     私たち「街の外壁塗装やさん」では、火災保険申請のためのお住まいの点検と併せて、お見積書と被害箇所のお写真など保険申請書類の作成を無料でお手伝いさせていただきます。自然災害等で被害に遭われた方は、いつでもご連絡ください。

    火災保険を申請するには
    街の外壁塗装やさんでは点検・お見積りはいつでも無料です!お気軽にご相談ください!

    ○3.火災保険の請求期限

     自然災害の被害を受けたかどうかは、しっかりと点検しなければ分からないことがあります。時間が経ってから気付くことや、いつから破損していたか分からないケースも数多く見られます。では、火災保険はいつまで申請できるのでしょうか。

     火災保険の請求権は、保険法第95条で3年と定められています。3年を過ぎると時効によって請求権は消滅することになりますので、注意が必要です。

    ただし、これは原則として定められているもので、保険会社によっては、保険法とは別に独自に請求期限を設けているところもあります。3年を過ぎていても、自然災害の被害と証明できる場合には請求できるケースもありますので、ご加入の保険会社に問い合わせてみると良いでしょう。

     災害から3年まで遡って申請できることにはなっていますが、時間が経過するほど経年劣化と判断されやすく、補償対象外と認定されることもありますので、気付いた時点で申請するようにしましょう。

    火災保険の請求権は3年間

     私たち「街の外壁塗装やさん」にご連絡いただければ、火災保険の請求権の期限である3年を過ぎた場合でも、点検に伺い、火災保険が適用となるのかどうかを確認した上で、修理方法をご提案させていただきます。

     

    時期や原因が分からない場合も一度業者にご相談ください

    歴史に残るような大規模な自然災害が発生した場合。明らかに経年劣化ではない破損が見られる場合
    亀裂の入った外壁と傾いた家屋

     ここで、もう一度確認しておきますが、地震による被害は火災保険適用とはならないので注意しましょう。次の写真のように、外壁に亀裂が入ったり、家が傾いたりした場合、火災保険で申請することはできません。火災保険と地震保険は混同しやすいので、それぞれの補償内容をよく確認した上で加入を検討しましょう。

    外壁クラックの原因とメンテナンス方法について 詳しくはこちら

     火災保険を利用する場合の申請から保険金受給までの主な流れは、以下のとおりです。

    ①保険会社と施工会社に連絡

    ②申請書類を揃え、保険会社に提出

    ③保険会社の審査(場合によっては鑑定人による現地調査)

    ④火災保険適用の可否・給付金決定(およそ2週間)

    ⑤工事の打ち合わせ

    ⑥保険金支払い(原則30日以内)

    火災保険申請の流れ
    申請後、火災保険が適用されるまで

     火災保険の保険金の支払い期限は保険法によって明示されています。保険金の請求手続きが完了した日を含め、原則30日以内となっています。提出書類のみで判断できる場合は迅速に支払いが行われますが、鑑定人による現地調査が入る場合や、広域自然災害で保険請求が集中する場合は、30日を超えることもあります。

     私たち「街の外壁塗装やさん」では、鑑定人による現地調査が入る際に、ご要望があれば立ち会わせていただきますので、ご連絡ください。 

    鑑定人による調査日程にあわせ立ち会わせていただきます!

      私たち「街の外壁塗装やさん」では、保険適用の可否、保険給付金決定後のお打ち合わせ・工事など、ご要望・状況に合わせて柔軟に対応させていただきます。雨漏りなどの緊急性の高い場合は、屋根や外壁の養生を行い、被害が最小限となるよう努めさせていただきますので、何なりとお申し付けください。

    外壁から雨漏りをしている緊急性の高い家屋
    被害防止のため家屋に素早い養生
     
    外壁からの雨漏り補修について詳しくはこちら
     
     
     

    ○5.火災保険を利用しても保険料は上がりません

    何度利用しても上がることがない保険料

     火災保険を利用したとしても、保険料が上がることはありません何度利用したとしても、保険料は変わりませんのでご安心ください。ただし、同じ自然災害による被害でも申請ごとに審査が必要になりますので、一度にまとめて請求できるようにお住まい全体の点検を業者に依頼すると良いでしょう。

     また、ご存知ない方がいらっしゃるかもしれませんが、補修や工事を先に済ませた場合でも、提出書類が揃えられれば、後から保険申請することが可能です。お心当たりのある方は、保険会社にお問い合わせください。

    点検・お見積りは街の外壁塗装やさんへ

    トラブルに注意!火災保険は正しく使いましょう
    火災保険のトラブル増加

     近年、日本列島を襲う自然災害は大きなニュースとして取り上げられ、火災保険を活用してお住まいの修理をされる方も増え、火災保険活用の認知度も高まりつつあります。しかし一方で、この火災保険を悪用する業者が出現し、トラブルとなるケースも増加しています。

     独立行政法人国民生活センターに寄せられる保険金を目的とした住宅修理サービスの相談件数は、年々増加傾向にあります。2019年度には、過去10年間に比べて約24倍も増加したとの報告があります。

    「保険金が使える」と勧誘する住宅修理サービスの年度別相談件数
    突然現れた訪問販売業者にはご注意

     上記のような被害者心理を悪用した業者の被害が多数報告されています。保険金は必ず支払われるとは限りません。鑑定人による現地調査で、経年劣化による破損と認定されることもあるのです。また、補修工事に掛かる費用がすべて保険で支払われるわけではありません。機能向上や被害とは関係のない工事に関しては、自費負担となります。悪質な訪問業者に騙されることのないよう、信頼できる業者に点検を依頼しましょう

    屋根にのぼらせるなど絶対に避けましょう

     実際に、私たちが目の当たりにしたケースでは、以下のような例があります。

     近所で工事をしていたという訪問業者が、「棟板金が浮いているので、無料で点検しますよ」といって屋根に上り、「今すぐ屋根全体を工事をしないと雨漏りして大変なことになる」と数百万円の契約を迫ったそうです。

     不安に思われたことから弊社にお問い合わせいただき、改めて屋根の状態を確認させていただくと、バールか何かで棟板金を無理やりめくった形跡が残っており、明らかに人為的な被害でした。屋根全体を点検しましたが、必要な工事は無理やり破損させられた棟板金の交換のみでした。お客様も契約しなくてよかったとご安心された様子でした。

     契約に至る前にご相談いただいたので、大きな被害とはなりませんでしたが、悪質業者による訪問が増えていますので注意が必要です。すぐに屋根に上らせることや、玄関を出て話を聞くことなどは絶対に避けましょう

    火災保険はお住まいの原状復旧に欠かせない

     どれだけ自然災害に備えたとしても、被害を完全に防ぐことはできません。本記事の内容をご参考いただき、いざという時のために加入している火災保険を上手く活用して、原状回復を目指しましょう。

     私たち「街の外壁塗装やさん」では、火災保険適用となった屋根や外壁の補修工事を数千件以上経験しております。火災保険にも精通した経験豊富なスタッフが、お客様のお住まいを点検し、最適な補修方法をご提案した上で保険申請のサポートをさせていただきます。はじめての火災保険申請でご不安をお持ちの方も、ぜひ一度ご連絡ください。

    台風被害によるモルタル外壁の崩落の修理費用も火災保険でカバーできました
    【火災保険を活用する際の最重要ポイント】
    • ●被害状況を点検し、火災保険適用の可否を判断できる業者を選定する
    • ●一度の申請で漏れのない保険請求をする
    • ●要件を満たした必要書類を提出する
    街の外壁塗装やさんへお気軽にご相談ください
     私たち「街の外壁塗装やさん」では、定期的なお住まいの点検に限らず、自然災害時の被害状況も無料で点検させていただいております。屋根や外壁以外にも、付帯部分や屋根裏などもご要望に応じて確認し、最適な補修方法をご提案させていただきます。
    無料点検について詳しくはこちら
     
     
    点検お見積無料です

    火災保険で屋根・外壁の修理をする方法

    まとめ
    • ・火災保険は火災以外の自然災害などによる被害に活用できる

    • ・補償内容は「原状回復」が原則

    • ・自然災害の被害を受けたら保険会社と施工業者に連絡する

    • ・火災保険には3年間の保険請求権がある

    • ・保険請求には必要書類を揃えて提出する

    • ・申請書類の現況写真と工事見積書は施工会社に依頼する

    • ・建物以外にもカーポートなどの付属設備も補償対象となる

    • ・保険金の支払い期限は原則30日以内

    • ・火災保険を利用しても保険料はそのまま

    • ・悪質な訪問業者には注意が必要

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