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    本日の現場ブログ

         

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    横浜市都筑区南山田にて築20年以上経ち2回目の屋根塗装をお考えのお宅のスレート屋根を調査致しました

    更新日:2019年04月06日

    本日は何年前かは忘れたが、一度塗装工事をしている屋根の2回目の塗装工事をお考えとの事で、横浜市都筑区南山田にあるお宅へ屋根の点検調査に伺いました。

    スレート屋根材、カラーベスト・コロニアルとも呼ばれる軽量セメント瓦は塗装で保護が必要な屋根材です。

    塗装で保護ができていない築年数が経過したお宅は、雨漏りにつながる事もありますので定期的に点検し状態を把握しておく必要があります。

     

    はっ水効果がなくなると雨水が屋根に留まる事になり屋根に様々な悪影響が出てしまいます

    はっ水効果をなくしてしまったスレート屋根には苔の付着が目立ちます。 雨水を吸ってしまったスレート屋根材は割れてしまう事もありますが、その一歩手前がこちらの様に反ってしまっている状態です。

     

    水はけが悪くなると苔が目立ち始めますが、そのまま放置しておくと苔も広がり、またその回りにも水分が回ってしまい悪循環が出来上がってしまいます。

    雨水を吸収してしまう程傷みが進んだスレート屋根は、割れる前に写真右の様に反りが出来てしまいます。

    このまま保護ができないままでいると、反るだけではなく割れに繋がり雨漏りしてしまう原因になってしまいます。こうなる前に塗装で保護してあげるのが望ましいでしょう。

     

    スレート屋根の塗装時は重なり部分にタスペーサーが必要です

    軒先のスレートが一部欠けてしまっています。 よくみるとスレート屋根材の重なり部分が変色しています。縁切りがされていないために雨水が小口に留まってしまい逃げ道がなくなっている状態です。

     

    写真左は軒先の一番先が一部欠けてしまっている様子です。またスレート屋根材の重なり部分である小口(こぐち)近辺が全て変色してしまっています。

    過去に一度塗装した事があるというのは、実際に屋根材表面を見れば分かりますが、縁切りという雨水の逃げ道を確保しなくてはならない工程がされていない可能性が高く、その影響で小口あたりの縁切りがされていない箇所に水が溜まってしまい、その水を吸ってしまった屋根材が変色して表面が剥がれてしまう事や、せっかく塗りかえてまだ3年も経たずに塗膜が剥がれてしまうなどが出てきてしまいます。今回に関しては高圧洗浄で既存の汚れをしっかり落とし切った後にクラックなどの補修をしてから塗装工事をするといいでしょう。

    もちろん前回行われていなかったであろう縁切り、タスペーサーの使用も忘れずに行う必要があります。

    (縁切り・タスペーサーについてはこちらをご覧ください。)

     

     

    緩い勾配で、日当たりの悪い北面などは特に水はけが悪い環境下におかれている事が多くありますので、注意が必要です。

     

    こちらは下屋(げや)と呼ばれる、一階部分の屋根にあたりますがこちらは北面で日当たりが元々悪い面になります。ある程度屋根に勾配がついている方が雨水が雨樋に流れやすく屋根にとどまりにくいのですが、写真の様な緩い勾配の場合は雨水の流れもゆっくりになってしまうのと同時に、流れきるまでに経年で傷んでいる屋根が吸ってしまい、苔やカビの発生に繋がる悪循環です。

    今回のお宅は塗装に必要な縁切りがされていない事や、その影響で出来てしまった隙間をシール材で埋めている事も屋根材を傷めていました。

    小屋裏からの湿気や屋根材の裏に回ってしまった雨水の逃げ道を埋めてしまうと逃げ道がなくなり、室内への雨漏りに繋がるために間違った補修方法はやめ適正な補修方法で建物を長くもたせる事を考える方が得策です。

     

     

     

     


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