更新日：2019年04月20日

築年数が10年以上経過し、そろそろ屋根のメンテナンスをと考え始めていた横浜市泉区和泉中央北にお住まいのY様より屋根に関してのご相談を頂きました。

まずは屋根の状態を見てもらい、それに対しての提案をしてほしいとの事でした。

さっそく日程の打合せをさせて頂き当日は屋根に上がる前に気になる所を打合せした後屋根に上がらせて頂きました。

 

軒先から上がってすぐに気づいた屋根のひび割れ

 

こちらはまず屋根に上がってすぐの、軒先に近いスレート屋根が割れている箇所です。

屋根が保護されていない、はっ水効果が薄まってきている屋根材は経年からくる様々な要因により水を吸い込み最終的に写真の様にひびが入って割れてしまいます。

 

 

谷付近は水が集まりやすい箇所の為に他よりも苔やカビが発生しやすい

 

屋根の形状も切妻で二面だけだったり、寄棟でも屋根の面が多く複雑な形状をしている屋根があったりなど、複雑な入り組んだ屋根ほど雨漏りに繋がる箇所も多い場合があります。

特に写真の様に谷が設置されている屋根は注意が必要です。元々が雨が降るとこちらの谷と呼ばれる役物に水が流れて雨樋に落ちるようになっている為に、雨が降った場合雨水が常に多く流れます。

その近辺は特に屋根の劣化や傷みが進むとその分他の箇所よりも苔や藻、カビなどが発生しやすくなってしまいます。写真右がその証拠です。苔と一緒にカビなども多く発生してしまっています。塗装のサインです。水はけが悪い屋根は水が屋根に留まりやすい事と同意なので、その水がさらなる苔などを生み出す悪循環です。

 

 

 

化粧スレートは金属屋根などと違い10年に一度塗装で保護が必要な屋根材です。長年放置していても大丈夫という事はなく、雨漏りしていなくても小屋裏などが既に腐食している事もあります。塗装で保護が出来ない屋根材は野地板が腐食していない場合はカバー工事、腐食が進みカバー工事が出来ない屋根は葺き替え工事と出費が大きくなります。

塗装ができるうちに保護をしておきませんと、建物の美観や快適な生活を損なうと共に大きな工事が必要になる事もあります。

築年数が10年を超えていて屋根材が塗装が必要な屋根、化粧スレート・カラーベスト・コロニアルの場合は点検をしておきましょう。

塗装の必要性についてはこちらをご覧ください。

 

 

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