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割れてしまったFRP防水に下地を設けて新しいFRP防水|横浜市港北区
更新日:2018年06月24日
FRP防水は、強度があり耐水性も優れていることから、バルコニーやベランダの床防水の材料として使用されます。ガラス繊維などの強化材で補強されたプラスチックです。硬化したFRPの表面にトップコート(保護コート)を塗って仕上がっております。本来のメンテナンスとしては、そのトップコートを定期的に塗り替えることで維持が可能です。しかし、何らかの原因で割れてしまうことがあります。横浜市港北区S様より、「2階のベランダがひび割れ盛り上がってきている。」とのお困りのご相談がありました。調査にお伺いしてみると、FRPが割れていてその隙間から雨水が浸入してしまってようで、割れている周辺が盛り上がってしまっておりました。
【防水は可能であれば造り直すのが望ましい】
割れている周辺が盛り上がっているのは、FRP防水層とその下地が剥離しているから盛り上がっているのです。既存の割れたFRP防水層を下地と再び接着することは出来ません。その範囲が小さければその部分だけFRP防水層を切り取って新しく造り直すことも可能ですが、下地が傷んでいるとそれも再発リスクがあるため適切とは言えません。横浜市港北区S様のお宅の下地は傷み始めていたため、割れてしまったFRP防水に下地を設けて、新しいFRP防水を施す工事を行いました。
まずは下地を新設します。この下地に対してFRP防水層を造ります。バルコニーやベランダには、溜まった雨水を排水するためのドレンという落としがあります。その部分を塞いでしまう訳にはいきませんので、あらかじめ同じサイズで穴を開けてから下地となる木材を固定していきます。
固定したビスの頭や木材の継ぎ目に関しては、防水層を作る前にポリエステル樹脂製のパテを使用して埋めて不陸調整を行います。ポリエステル樹脂製のパテが乾燥・硬化したら、FPR防水工事の工程に入っていきます。FPR防水工事の工程はとても細かく、強化材となるガラスマットは2層分造って硬化させます。2層分造るということは、同じ工程を2回繰り返すということです。
2層分が出来上がり硬化し終えると、最後はトップコート(保護コート)を塗ります。トップコートは紫外線を保護してくれて、FRP防水層の劣化の進行を軽減してくれます。これで割れてしまったFRP防水に下地を設けて、新しいFRP防水を施す工事が完了しました。起こってしまった状態やその環境により工事内容も変わります。バルコニーやベランダの防水でお悩み・お困りのご相談は、街の外壁塗装やさん横浜店にお任せ下さい。
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記事内に記載されている金額は2018年06月24日時点での費用となります。
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